REVIEW(09/10/28)
破損・肥大化した「Thunderbird」メールの要約ファイルを再構築「ThunderFix」
指定したプロファイルにあるMSFファイルを一掃してファイルの再生成を支援
「ThunderFix」は、メールソフト「Thunderbird」で管理しているメールの要約ファイルを再構築し、パフォーマンスを改善するためのソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Thunderbird」v2.0.0.23で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、「Thunderbird」内の指定したプロファイルに存在するMSFファイルを削除するソフト。MSFファイルとはメールの見出しなどの要約情報を保存したもので、「Thunderbird」ではまれにこの要約ファイルが破損してエラーが頻発するようになったり、肥大化して動作速度が著しく低下することがある。そんな場合は一度MSFファイルを削除すれば、次回利用時に自動で再生成されて問題が解消することがある。
使い方は簡単で、プロファイルを選択して[Fix profile]ボタンを押すだけでよい。すると、選択したプロファイル内のMSFファイルだけを簡単に削除することができる。あとは再度「Thunderbird」を起動・利用すれば、MSFファイルが新たに再生成される。
なお、MSFファイルを削除すると、タグやスパムを示すフラグといったメールのメタデータが失われてしまうことがあるという。利用の際は、念のためメールファイルのバックアップをとっておこう。編集部で試用した限りでは、メタデータが消えてしまうということはなかった。
- 【著作権者】
- Parhelia Tools
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0.2(08/09/16)