REVIEW(10/03/10)
マイクロソフトによる初心者向けプログラミング言語の実行環境「Small Basic」
プログラムはWebサイトへアップロードしたり、VB用のプロジェクトへ変換できる
「Microsoft Small Basic」は、マイクロソフトによる初心者向けのプログラミング言語の開発・実行環境。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5が必要。
本ソフトは、マイクロソフトが子供向けに開発したプログラミング言語の開発・実行環境。プログラミング言語は学習の容易さに定評のある“BASIC”をもとに、一部の煩雑な言語仕様を取り除くなどして、初めての人でも理解しやすいように設計されている。
また、亀を自由に動かして軌跡で絵を描ける“Turtle”オブジェクトや、写真共有サイト“Flickr”から画像を取得できる便利なオブジェクトなど、あらかじめ用意されたオブジェクトを利用して気軽にプログラミングを楽しめる。
また、作成したプログラムは本ソフト上で実行できるだけでなく、[発行]ボタンから“smallbasic.com”のWebサイトへ簡単にアップロードして公開することも可能。Webサイト上では、“Silverlight”を用いてWebブラウザー上でプログラムを実際に動かせるほか、自分のブログなどへプログラムを貼り付けることもできる。
さらに、Webサイトに公開されたプログラムを「Small Basic」へインポートすることも可能。実際にほかの人が作ったプログラムを動かしたり、ソースコードを改変して動作の変化を確かめるなどすれば、学習も大いにはかどるだろう。
さらに、[等級をつける]ボタンから“Visual Basic.NET”のプロジェクトへ簡単に変換できるなど、より本格的な環境へステップアップできるようになっているので、子供のみならずプログラミングに興味のあるユーザーへ広くお勧めできる。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.8