REVIEW(10/04/07)
2つのフィールドをテレポートで行き来する2Dアクションパズル「テレポー塔」
テレポートの位置を考えるパズル要素とタイミングを合わせるアクション要素が融合
「テレポー塔」は、2つの画面をテレポートで行き来して、障害物を避けながらアイテムを取得していく2Dアクションパズルゲーム。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
ゲームの目的は、テレポーターと呼ばれる特殊技術者を操作して、神様のたわむれによって過酷な環境でしか採れなくなってしまった“光石”を集めること。画面は横方向から見た2D固定型で、1つのステージに対してブロックなどの配置が異なる2つのフィールドが左右に分かれて用意されている。2つのフィールドはパラレルワールドのような関係となっており、片方のフィールドでキャラクターを移動させると、もう片方のフィールドではキャラクターのシルエットが同じ位置へ移動する仕組み。
本作では、任意のタイミングでキャラクターをシルエットの位置へ瞬時にテレポートさせることが可能。これを利用することで、目の前に障害物があって進めない場合でも、テレポートで障害物のない反対側のフィールドへ移り、障害物をかわしてから元のフィールドへ戻るといった操作が可能。
テレポートは、キャラクターが静止しているときだけでなく、移動中やジャンプ中、高い位置からの落下中にも行える。ただし、移動先に障害物がある場合はテレポートすることはできない。
うまく障害物をかわして、左右どちらかのフィールドに配置されている“光石”を取得すればステージクリアとなり、次のステージへ進むことができる。フィールド上のトゲに触れてしまうとミスとなりステージのはじめからやり直しとなる。
またキャラクターは、ジャンプしてブロックの角につかまるといったアクションを行えるほか、フィールド上には通常よりも高くジャンプしたり、同じフィールド内の指定された位置へテレポートするためのギミックなども用意されている。
障害物を通り抜けるためにはどの位置でテレポートすればよいのかを考えるパズル要素と、ジャンプ中にタイミングよくテレポートするなどのアクション要素がうまく融合しているのが面白い。とはいえ難易度はそこまで高くないので、パズルゲームやアクションゲームが苦手だという人でも何度も挑戦すればクリアできるはずだ。
- 【著作権者】
- 架歩 氏
- 【対応OS】
- Windows XP(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(10/03/21)