REVIEW(10/10/05)
IE9ベータ版の各種設定をカスタマイズできる「IE9 Tweaker」
“新しいタブ”のカスタマイズ機能が充実、メニューバーを表示しておくことも可能
「IE9 Tweaker」は、IE9ベータ版の各種設定をカスタマイズできるソフト。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 7上のIE9ベータ版で動作を確認した。コミュニティサイト“The Windows Club”からダウンロードできる。
先月15日に公開されたIE9のベータ版は、たった2日間で200万回以上ダウンロードされるなど、大きな注目を浴びている。読者のなかにも、すでに利用中だという人が少なくないのではないだろうか。そんななか、早速カスタマイズソフト「IE9 Tweaker」が公開されたので紹介したい。
本ソフトは、レジストリなどを書き換えて、IE9のユーザーインターフェイスや挙動をカスタマイズできる。とくに“新しいタブ”の表示をカスタマイズする機能が充実しており、表示されるWebサイトの列数を2から5の範囲内で自由に設定できるほか、“新しいタブ”へ表示するWebサイトを手動で追加することが可能。
“新しいタブ”へ表示するWebサイトを追加するには、まず[Create Custom Favorite Homepage]ボタンを押してダイアログを表示しよう。あとは、ダイアログへWebページを登録して[Create]ボタンを押せばよい。残念ながら、Webサイト名に全角文字を利用すると文字化けしてしまうようだが、それ以外は正常に機能する。
さらに、独自のカスタムページを作成して、“新しいタブ”へ表示することも可能。カスタムページを作成するには、先ほどのダイアログで[Create]ボタンを押す前に、“Set homepage to custom page”のチェックをONにすればよい。利用頻度でWebサイトの表示順が変わらないので、特定のWebサイトを開くためのランチャーとして“新しいタブ”を利用したい場合に便利だろう。
そのほか、メニューバーを常に表示したり、IEを全画面表示で起動するといったカスタマイズが可能だ。
なお、編集部にて試用したところ、起動時にエラーが発生することを確認したが、[続行]ボタンを押せばそのまま利用できる。また、一部設定が正常に反映されない場合があるので注意。メニューバーを最上部へ表示する設定が動作しないほか、ツールバーのアイコンを小さく表示する設定は、指定した設定と逆の動作をするようだ。
- 【著作権者】
- Lee Whittington 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0