REVIEW(10/12/13)
最近購入したiPhoneアプリをみんなで教え合える「iApplist」
これまで購入したアプリの総額も表示可能。ときどき見返して無駄使いを抑制しよう
「iApplist」は、自分の使っているiPhoneアプリを本ソフトのユーザー同士で公開しあえるソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、動作にはAdobe AIRが必要。編集部にてWindows 7上のAdobe AIR 2.5.1で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトは、PC上の「iTunes」で管理しているiPhoneアプリをチェックし、自分がダウンロードまたはインストールしたiPhoneアプリの一覧を取得して、本ソフトのほかのユーザーへ公開できる。公開したアプリの情報は、本ソフト上から無償で取得できるアカウントに紐づけられており、アカウントをフォローしあうことで、ほかのユーザーがどんなiPhoneアプリを利用しているのかを知ることができる仕組み。
iPhoneアプリは数が膨大で、どれを使っていいのかわからないといったユーザーも多いだろう。しかし、本ソフトがあれば友人がどんなアプリを使っているかを知ることができる。本ソフト上でつけたアプリの評価なども参照できるので、お気に入りのアプリを見つけ出す手がかりになるだろう。もちろん、iPadやiPod touchのアプリの情報も共有可能だ。
利用するにはまず、[設定]タブ内の[アカウント]タブにある[新規作成]タブを開いてアカウントを作成しよう。すると、所有アプリの情報が自動で収集され、作者のサーバーへアップロードされる。アップロードされた情報がほかのユーザーに反映されるまでは多少時間がかかるので、その間に[ユーザー検索]タブからフォローしたいユーザーをID名で検索して追加しよう。
フォローしたユーザーの所有アプリを閲覧するには、[フォロー]タブ内の[所有アプリ]タブを開こう。フォローしたユーザーが最近インストール・購入したアプリが、対応端末や価格、アプリへの評価などとともに表示される。さらに、各アプリの情報画面に設けられている[iTunes上にストック]ボタンを押せば、当該アプリの詳細を[アプリ検索]タブで閲覧することも可能。気に入れば、そのまま[ブラウザで見る]ボタンから「iTunes」を起動して登録することもできる。
そのほか、[所有アプリ]タブでこれまでインストール・購入したアプリの一覧を表示することもできる。このタブでは購入したアプリをさまざまな条件で絞り込み表示できるほか、これまでアプリの数や購入総額を表示することも可能。ときどき見返して、無駄使いを反省するのにも役立つ。
なお、作者によると本ソフトは開発途中であるとのこと。基本的な機能は一通り実装されているが、たとえば特定のユーザーからのフォローを拒否したり、特定のアプリを公開しないといったアクセスコントロール関連の機能がないなど、不完全な部分も残っているので注意しよう。今後のバージョンアップに期待したい。
- 【著作権者】
- KUDE Toshihiro 氏
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.8(10/12/10)