REVIEW(11/05/20)
指定フォルダをチームで同期できるコラボレーション版“Dropbox”「TeamDrive」
ディスク容量が2GB、トラフィックが月間1GBまで無償で利用可能
「TeamDrive」は、指定したフォルダの内容を複数のユーザー間でインターネット越しに同期できるタスクトレイ常駐型ソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、“スペース(Space)”と呼ばれる特殊なフォルダを複数作成可能。スペースは初期設定で“マイ ドキュメント”以下に作成される“TeamDrive Spaces”フォルダへ作成され、スペースに参加したユーザー間で中に含まれるファイルやフォルダが自動的に同期される。言ってみれば、オンラインストレージ“Dropbox”のコラボレーション版だ。
利用するには、まず無償のアカウントを取得して、クライアントソフトをインストールする必要がある。次に、スペースを作成して、そのスペースを共有したいユーザーを招待(Invite)する。アカウントはメールアドレスに紐付いて作成されるため、ユーザーの招待はメールアドレスベースで行える。
スペースを同期する際は、オンラインバンクなどにも利用される256bitのAES暗号化が施されるので、セキュリティ面でも安心して利用可能。また、招待したユーザーごとに“SuperUser”や“Read / Write”といった権限を設定することもできる。さらに、Mac OS XやLinuxに対応したクライアントも用意されているので、異なるOS間でもデータの同期が可能。Windows版に関しては、USBメモリなどにインストールして持ち運べるポータブル版も用意されているので、ネットカフェなどの出先のPCでも利用できるだろう。
なお、標準の無償アカウントで利用できるのは、ディスク容量が2GB、トラフィックが月間1GBまでとなっている。上位版のプランも用意されており、月額4.99ユーロの“Personal”版の場合、ディスク容量は5GBまで利用可能で、トラフィックは無制限となる。
- 【著作権者】
- TeamDrive Systems GmbH
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.4.060