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問題と解答自体を暗記する資格勉強法の弱点をAIで解消、「コエテコStudy byGMO」にITパスポート版が提供開始
過去問約800問に加え、問題AIジェネレーター機能も搭載
2025年7月1日 13:11
GMOインターネットグループのGMOメディア(株)は6月30日、同社が運営するAIを活用した教育DXサービス「コエテコStudy byGMO」において、ITパスポート試験の対策問題の作問や採点が自動でできる「コエテコStudy byGMO ITパスポート版」の提供を開始した。価格は生徒ライセンス1人あたり990円/年。高校の科目「情報Ⅰ」に続く第2弾として、同シリーズをIT系国家資格の取得をめざす専門学校や大学などに広げていくという。
「コエテコStudy byGMO ITパスポート版」は、ITパスポート試験のために開発された試験対策ツール。AIを活用した効率的な問題作成機能やCBT形式に対応して採点も自動化されるなど、教員の業務負担が大きく軽減されるだけでなく、繰り返し解くことで問題と解答自体を暗記してしまう、従来の勉強方法の弱点を解消して応用力が身につくとしている。また、本番と同様の環境で勉強ができるため、学生の学習効率向上を支援する。
本サービスは茨城県立IT未来高等学校やTBC学院、金沢工業大学などの教育機関で導入され、今後も拡大予定。すでに「コエテコStudy byGMO」を契約している教育機関では、追加料金により「ITパスポート版」の利用が可能となる。
主な特徴
- 小テストを簡単に作成可能
ITパスポート試験の最新過去問8年分(約800問)に加え、オリジナルの対策問題を300問以上収録して試験範囲を網羅。学習分野を選ぶだけで、授業の振り返りや理解度チェックのテストを実施できる - AIによる問題作成の効率化
「問題AIジェネレーター機能」を搭載。AIが問題の草案を自動生成し、教員は最終調整のみで済むため、作問にかかる時間を大幅に短縮できる - 教員の業務負担を軽減
問題配信・採点・学習管理が自動化されるため、教員の負担を大幅に軽減 - CBT形式で本番環境に慣れる
ITパスポート試験と同様の択一式のCBTシステムで学習を進められるため、学生はPCを使った本番の試験環境に慣れることができる - 有識者による信頼性の高い監修
オリジナル問題および問題AIジェネレーター機能によって生成される問題については、TBC学院・上野照正氏がディレクション監修。20年以上の実績を活かした指導内容により、教育機関のニーズに応える質の高いコンテンツを提供