REVIEW(11/07/28)

マルチウィンドウ対応の多機能Twitterクライアント「ツイタマ」

Webブラウザー風の操作性でリンクをたどるように新しい情報をキャッチ

「ツイタマ」v0.67「ツイタマ」v0.67

 「ツイタマ」は、複数のウィンドウを表示してさまざまなタイムラインを同時に閲覧できるTwitterクライアント。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作にはAdobe AIR 2以降が必要。

 特長は、タイムラインを表示するメインウィンドウがWebブラウザーのような操作性を備えていること。タイムライン上のユーザー名やハッシュタグをクリックすると、Webブラウザーでリンクをたどるように画面が切り替わり、そのユーザーのツイートや同じハッシュタグのつけられたツイートを表示できる。さらに、画面左上の戻る・進むボタンで切り替えたタイムラインを移動することも可能。またホームや返信などは、ツールバー上のボタンでいつでも表示できる。

 さらに、ウィンドウは複数同時にデスクトップ上の好きな場所へ表示することが可能。ホームや返信は同じウィンドウに固定して表示しておき、別のウィンドウではWebブラウザー風の操作性を活かして新しい情報を探すといった操作が可能だ。とくに本ソフトはマルチアカウントに対応しているため、マルチウィンドウの利便性は高い。

ウィンドウは複数同時に表示可能ウィンドウは複数同時に表示可能

ポップアップで会話の流れを確認できるポップアップで会話の流れを確認できる

 “User Streams”API対応をはじめ、機能面も充実している。ポップアップやサウンドによる通知機能を備えるほか、返信ツイートに含まれるユーザー名にマウスカーソルを合わせることで、ポップアップで返信先のツイートを表示して会話の流れを確認できる。また、新しいツイートが画面下側に表示されるようにタイムラインの向きを変更することも可能だ。

 加えて、本ソフト上でユーザーのフォローやフォロー解除を行えるほか、リストの作成やリストへのユーザー追加を行うことも可能。また、特定のユーザーの発言を一時的に非表示にする“ミュート”機能も用意されている。

 ツイートに関する機能では、URLの短縮や画像のアップロードなどに対応するほか、ハッシュタグの検索をしているウィンドウから投稿する際はツイートの末尾に検索中のハッシュタグを自動で付加するといった便利な機能も備える。なお、本ソフトは現在日本語ハッシュタグに対応していない。作者によると、今後のバージョンアップで対応する予定とのこと。

【著作権者】
ソフタマ 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.67(11/05/10)

(加藤 達也)