REVIEW(12/04/05)

「Skype」のテキストチャットを「Pidgin」へ統合「Skype API Plugin for Pidgin」

ほかのIMサービスを併用しているユーザーにお勧め

「Skype API Plugin for Pidgin」「Skype API Plugin for Pidgin」

 「Skype API Plugin for Pidgin(skype4pidgin)」は、音声・ビデオチャットソフト「Skype」のテキストチャットをメッセンジャーソフト「Pidgin」で扱うためのプラグイン。Windows 2000/XP/Vista上の「Pidgin」に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Pidgin」v2.10.3で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「Pidgin」(旧称「Gaim」)は、さまざまなインスタントメッセージ(IM)サービスへの同時接続をサポートしたオープンソースのメッセンジャーソフト。IRCクライアントとしても利用可能。さまざまなIMサービスクライアントをひとつのソフトへ統合できるのが便利だ。

 そんな「Pidgin」に「Skype」のテキストチャットサービスまで統合してしまおうというのが、今回紹介する「Skype API Plugin for Pidgin」だ。オープンソースで開発されており、ライセンスはGPL v3。グループチャットやファイルの転送にもしっかり対応しているので、ほかのIMサービスを併用しているユーザーにお勧めしたい。

グループチャットやファイルの転送にもしっかり対応グループチャットやファイルの転送にもしっかり対応グループチャットやファイルの転送にもしっかり対応

 本プラグインは、バックグラウンドで「Skype」を起動し、それをAPI経由で利用する仕組みになっている。そのため、利用するにはまず「Skype」のインストールが必要。もちろん、「Pidgin」も先にインストールしておく必要がある。

 準備が済んだら、「Skype API Plugin for Pidgin」をインストールして、「Pidgin」に“Skype”のアカウントを登録する。続いて、プラグインと「Skype」を連携させる。「Pidgin」が“Skype”へログインしようとすると、「Skype」の画面へアクセスを許可するかどうかを問う通知が現れるので、[アクセスを許可]ボタンを選択すればよい。設定はこれで終了だ。しばらくすると「Pidgin」へ“Skype”のコンタクトリストが反映され、テキストチャットが可能となる。

「Skype」の画面へアクセスを許可「Skype」の画面へアクセスを許可

本プラグインはバックグラウンドで「Skype」を起動し、それをAPI経由で利用する仕組み本プラグインはバックグラウンドで「Skype」を起動し、それをAPI経由で利用する仕組み

【著作権者】
Eion Robb 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista(編集部にてWindows 7でも動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
-(11/04/07)

(柳 英俊)