REVIEW(12/09/11)

GBクラスの巨大ファイルも瞬時に開けるテキストビューワー「Giga Text Viewer」

億単位の行数でもなめらかにスクロール、簡易的な編集機能も搭載

「Giga Text Viewer」v1.0.8.8「Giga Text Viewer」v1.0.8.8

選択範囲のテキストのみを別ウィンドウで編集可能選択範囲のテキストのみを別ウィンドウで編集可能

 「Giga Text Viewer」は、巨大サイズのテキストファイルを瞬時に開けるテキストビューワー。Windows 98/Me/2000/XPに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

 テキストファイルの閲覧を主とするテキストビューワーはいくつか存在するが、本ソフトの最大の特長は超巨大サイズのファイルでも瞬時に開けること。さらに億単位の行数でもなめらかにスクロールでき、GBクラスのファイルを扱っているということをまるで意識させないほど軽快に閲覧できる。また、ブックマーク機能も備えており、設定した行へ瞬時にジャンプすることも可能。

 巨大サイズのファイルを閲覧することがメインのソフトであるため、編集機能は簡易的なものしか用意されていない。メインのエディター画面では、[BackSpace]キーおよび[Delete]キーでの文字列削除のみが可能で、標準ではこの機能も無効になっている。利用したい場合は画面下部のチェックボックスをOFFにすればよい。ただし、文字列を削除するたびに随時上書きされる仕組みのため、ファイルサイズの大きさなどによっては処理に時間がかかってしまうため注意。

 文字列削除以外の編集を行いたい場合は、別ウィンドウによる編集機能が便利だ。メインのエディター画面であらかじめ編集したい範囲を選択しておき、[編集]メニューから[テキスト編集]をクリックしよう。すると、選択状態のテキストのみが別ウィンドウで開くのでここで自由に編集すればよい。

 なお、本ソフトは作者へ寄付することでいくつかの機能制限を解除することが可能。解除される機能は、大文字・小文字、全角・半角といった相互変換や、単語の先頭文字を大文字に変換、行のソート、連番挿入などがある。

【著作権者】
Yasuhiro Adachi 氏
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.8.8

(久保 望)