レビュー
複数の曲をクロスフェードで繋げて1つにまとめる「クロスフェードメーカー」
自主制作アルバムのデモ音源配布などに有効
(2013/4/12 16:06)
「クロスフェードメーカー」は、複数の楽曲をクロスフェードで繋げて1つの音源として作成できるソフト。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
“クロスフェード”とは、多くの音楽プレイヤーなどに搭載されている機能で、再生中の曲の終わりをフェードアウトし、同時に次の曲をフェードインで重ねて再生させることにより、曲間の空白を無くしてスムーズに演奏させる機能のこと。本ソフトは、複数の曲をこのクロスフェード機能で繋いだ1つの音源として作成できるため、自主制作アルバムのデモ音源配布などに活用できる。
基本的な使い方は、まず繋ぎ合わせたい複数の音声ファイル(WAVE/MP3/WMA形式)を読み込み、曲ごとの再生開始位置と再生終了位置を指定する。次にクロスフェードで重ねる時間を秒単位で指定して作成ボタンを押すだけ。
1曲ごとに再生開始位置などを指定するのが面倒な場合は、“おまかせ一括ランダム”機能が便利。これは、全曲の再生時間を秒単位またはパーセンテージで指定しておけば、あとは本ソフトが1曲ごとの再生範囲をランダムに決定してくれるというもの。
書き出しの際には、楽曲ごとのタイトルや再生開始時間などを記したテキストファイル“しおりテキスト”を生成するオプションも備えている。なお、書き出しは執筆時現在でのバージョンではWAVE形式のみとなっているので、別途エンコーダーソフトを利用してMP3など任意の形式に変換するとよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「クロスフェードメーカー」
- 【著作権者】
- ヒロユキ 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.01(13/03/22)