レビュー
クリップボードに取り込まれたデータの翻訳・読み上げを行う「ClipBoard Translator」
“Microsoft Translator”への登録で月200万字まで無償で利用可能
(2014/12/18 11:00)
「ClipBoard Translator」は、Windowsのクリップボードを監視し、2度続けて同じ文字列が取り込まれた際にその文字列を翻訳するタスクトレイ常駐型のソフト。Windows XP/7/8.1に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。
常駐している状態でWebブラウザーやワープロソフトなどで任意の文字列を2度続けてコピーすると、同ソフトが文字列を翻訳してくれる。翻訳結果はタスクトレイからのポップアップのほか、本ソフトのウィンドウを開いて確認することも可能。翻訳した文章はクリップボードに取り込んだり読み上げ再生を行うことができる。
タスクトレイ上の本ソフトの右クリックメニューから[設定]項目を選ぶと設定ダイアログを表示できる。設定ダイアログでは“翻訳条件”として翻訳元・先の言語を指定可能。なお、翻訳元の言語は自動検出させることも可能。
編集部で試用したところ、「Internet Explorer 11」や「Microsoft Excel」など一部のソフトでは、表示されているテキストを右クリックメニュー内からコピーしても動作しなかった。一方、これらのソフトでもキーボードショートカットの[Ctrl]+[C]キーでコピーすれば正常に動作することを確認した。
なお、本ソフトの翻訳・読み上げには“Microsoft Azure Marketplace”で公開されているサービス“Microsoft Translator”が利用されている。本ソフトの初期状態では1回に翻訳できる文字数は300文字、1日に翻訳できる文字数は3,000文字までに制限されているが、“Microsoft Translator”の無料プランに登録すれば月2,000,000文字まで翻訳可能。更に、“Microsoft Translator”の有料プランに登録すれば更に多くの文字を翻訳できる。
ソフトウェア情報
- 「ClipBoard Translator」
- 【著作権者】
- 8-bridge.com
- 【対応OS】
- Windows XP/7/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.10(14/11/25)