やじうまの杜
「Microsoft Excel」が40周年を迎える
40年の歩みをまとめたインフォグラフィックスとともに、その歴史を振り返ろう
2025年10月2日 14:15
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「Microsoft Excel」が40周年を迎えたとのこと。
「Excel」は1985年9月、Apple Macintosh向けに開発されました(1987年10月にはWindowsへも移植)。ちょうど『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『スーパーマリオ』などが話題となっていた頃と同時期で、OSもCUI(黒い画面でテキストを入力するヤツ)からGUI(ウィンドウやボタンをマウスでポチポチするヤツ)へ移行しつつある、いわば技術と文化の転換点ともいえる年でした。
「Excel」は直感的なグリッド、数式、グラフ機能を備えた、当時としては革新的な表計算アプリで、企業や学生、アナリストにデータを視覚的に扱う力を与えてきました。ときには方眼紙として使われたり、スクリーンショットを貼り付ける台帳としても活用されており、もはや表計算アプリを超えたデータプラットフォームと言えるでしょう。
近年の「Excel」のトレンドは、なんと言っても生成AI「Copilot」への対応です。「Excel」の可能性をより広げる「COPILOT」関数、エキスパートでなくても「Excel」を自在に操れるように助けてくれる数式の自動提案といった魅力的な機能が次々と導入されています。
一方で、「Excel」の負の歴史を取り除く作業も継続して行われています。ユーザーインターフェイスをモダンにしたり、歴史的に残されていた古い仕様をブラッシュアップしたり……ときに古参ユーザーの反発を受けることもありますが、次の40年もよりスマートで直感的なツールへと進化していくことが期待されます。