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Java言語の誕生から25周年 ~Oracle、「Java 15」を発表
テキストブロック構文や「ZGC」ガベージコレクターが正式機能に
2020年9月16日 15:25
米Oracleは9月15日(現地時間)、プログラミング言語「Java」の最新版「Java 15」を発表した。Java言語は今年で誕生から25周年を迎えるとのことで、公式マスコット“デューク(Duke)”の画像をダウンロードできる記念サイトや、四半世紀の区切りを祝うオンラインイベントが開催されている。
「Java 15」ではエドワーズ曲線デジタル署名アルゴリズム(EdDSA)による暗号化と署名がサポートされた(JEP 339)ほか、“Hidden Classes”と呼ばれる言語機能(JEP 371)が導入される。これはバイトコードが直接使用できない隠しクラスを生成するもので、主にフレームワーク向けの機能だ。フレームワークが内部で動的に生成するクラスがリフレクションを通じて検出されるのを防ぎ、ライフサイクルを適切に管理できるようにする。
さらに、「JDK 11」や「JDK 13」などからテストされてきたテキストブロック構文やガベージコレクション機能「ZGC」がプレビューを卒業し、正式な機能として利用できるようになった。また、“Sealed Classes”やパターンマッチングの強化、「Java 14」で追加されたRecordクラスなど4つの機能がインキュベーションやプレビューとしてテスト提供される。
一方で、「Nashorn」JavaScriptエンジンをはじめとする古い機能が削除された。
開発キット「Oracle JDK 15」は、2021年3月に「Oracle JDK 16」が提供されるまでの6カ月間サポートされる。その間、同社のCPU(四半期ごとのセキュリティアップデート)スケジュールに合わせ、最低2回のアップデートがリリースされる予定だ。