やじうまの杜
Gboardチームがまたも画期的なキーボードを発明! でもコレ、若者には使えないんじゃ……
スチームパンク味を感じさせる形状と80年代を思わせるポップな色遣いがシャレオツ
2025年10月1日 16:12
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Googleの変態キーボード開発部門スマートフォン用キー入力アプリ「Google キーボード」(通称「Gboard」)開発部門であるGboardチームが10月1日(日本時間)、新たなキーボードを発表しました。これまで「Gboard 湯呑バージョン」、「Gboard 棒バージョン」、「Gboard 帽バージョン」、「Gboard 両面バージョン」と画期的なキーボードを発表してきた同チーム。今回も『その発想はなかった』キーボードを生み出しました。
その名も「Gboard ダイヤルバージョン」!
今の若い方には使い方がさっぱりわからないかもしれませんので、解説します。このキーボードは、いくつかある輪っか(ダイヤル)の穴に指を入れ、4時の方向にあるストッパーまで回すと、元の位置までダイヤルが戻り、指を入れた穴に書いてあった文字が入力される仕組みです。ご存じないでしょうが、これは昔の電話(有線の固定回線)で使われていた方式なんです。
それにしてもこの「Gboard ダイヤルバージョン」、これまでの変態画期的キーボードに比べ、だいぶかっこいい気がします。特に3重になったアルファベット入力用ダイヤルが長方形の枠からはみ出している部分にデザインセンスを感じます。カラーリングもまだダイヤル電話が多かった80年代を彷彿とさせるポップな色使い。ダイヤルをくすんだクロームにし、本体を木目調にすればスチームパンクの映画に出てきても違和感ありません。(効率を無視すれば)実用もできそうです。
今後はカラーバリエーションのほか、フリルカバー(昔の電話はなぜかおかーさんがフリルのカバーをかけがちだった)なども開発予定だそう。……ほんとかな?
製品としての発売はされないようですが、GitHubで3Dプリント用のデータと設計図、ファームウェアがオープンソースとして公開されています。自作してメルカリあたりで販売する猛者が現れることを願います。
ところで、なぜ10月1日発表なのかというと、101キーボードにちなんでいるそうです。どうでもいいわ……。