レビュー
Webカメラによる盗撮を検出・防止できるセキュリティツール「Who Stalks My Cam」
カメラの利用を通知するトースト機能や、カメラの自動停止機能などを搭載
(2016/1/28 05:05)
「Who Stalks My Cam」は、Webカメラによる盗撮を検出・防止できるセキュリティツール。編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。
本ソフトはシステムに常駐し、Webカメラを利用しているアプリケーションを検出・記録するツール。アプリケーションのプロセス名、親プロセス名、利用開始日時、利用終了日時、利用期間などを取得することが可能で、不審なアプリケーションがWebカメラを使っていないかを調べることができる。
利用する際は、まず画面下にある通知バーにある[ACTIVE NOW]ボタンを押して、Webカメラの検出機能を有効化しよう。次に、「Who Stalks My Cam」が正常に動作しているか確かめるため、テスト機能を試してみるとよいだろう。テスト機能は、メインメニューからアクセスできる。[Start]ボタンを押してWebカメラの映像が画面に映し出されれば、テストは成功。メイン画面に接続のログが表示されるはずだ。
そのほかにも、本ソフトにはWebカメラによる盗聴を防止するための機能がいくつか搭載されている。
1つ目は、アプリケーションがWebカメラをアクティブにした際にデスクトップへトーストで通知する機能だ。トーストにはアプリケーションを停止させるボタンと、Webカメラを切断するためのボタンが備え付けられており、不審なアプリケーションの活動をその場でシャットダウンすることができる。
2つ目は、あらかじめ指定した条件に合致する場合にWebカメラを自動で停止する機能だ。この機能はバックグラウンドプロセスがWebカメラにアクセスしている場合や、システムが一定時間アイドルの場合、ホワイトリストに登録されていないアプリケーションがWebカメラを利用している場合などに発動させることが可能で、ユーザーが知らないうちにWebカメラが利用されているという状況を防ぐことができる。
ソフトウェア情報
- 「Who Stalks My Cam」
- 【著作権者】
- Phrozen Software
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.3(15/12/16)