レビュー

大量のタブが開きっぱなしでも簡単に目的のタブを見つけられるFirefox拡張

小窓から入力した文字列に当てはまるURL・タブを抽出

「Fast Tab Switcher」v1.0.3

 「Fast Tab Switcher」は、「Firefox」上で開かれているタブやブックマーク内から目当てのWebページを見つけやすくする拡張機能。「Firefox」v19.0以降 に対応する拡張機能で、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v44.0.2で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロード可能。

 Webブラウジング中、気がつくとタブを開き過ぎてしまっていた経験がある方は多いだろう。たとえば、Wikipediaなどで調べ物中、リンクを次々と新規タブで開いていくとタブは瞬く間に増えていくが、タブを開きすぎると目当てのタブを見つけづらくなることがある。

 そんな時に目当てのタブを見つけやすくしてくれるのが「Fast Tab Switcher」だ。本拡張機能を導入すると、任意に設定可能なショートカットキーによって、タブで開かれてたWebページのタイトル名とURLの一覧をリスト表示するウィンドウが現れる。ウィンドウ上部の入力ボックスへ文字列を打ち込むと、タイトルまたはURLに一致する文字列を持つWebページを抽出、リストが絞り込まれていく仕組み。

 入力ボックスは日本語も利用でき、WebページのタイトルやURLの一部だけで手軽にリストを絞り込める。一連の操作はキーボードのみで行えるので、マウスへ手をのばす必要がないのも嬉しいポイントだ。デフォルトではブックマーク内のWebページもタブの一覧に続いて表示されるが、非表示にすることもできる。

 「Firefox」v45ではタブグループ機能が廃止される予定だが、本拡張機能があれば、ついタブを開いたままにしてしまいがちなユーザーでも目当てのタブを簡単に見つけられるだろう。

ソフトウェア情報

「Fast Tab Switcher」
【著作権者】
A.Volinsky 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.5(16/02/18)

(市川 祐吉)