杜のAndroid研究室
第203回
ゲリラ豪雨対策や熱中症予防などに役立つ天気予報アプリ2本
降雨状況をAR表示する「アメミル」、多くの情報を一覧できる「お天気モニタ」
(2014/8/6 15:03)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、この夏の“ゲリラ豪雨”対策や熱中症予防などにも役立つ天気予報アプリ「アメミル」「お天気モニタ」を紹介しよう。
現在地周辺の降雨状況を地図やARで把握できる「アメミル」
「アメミル」は、現在地周辺の降雨状況をレーダー付きの地図やARでリアルタイムに把握できるアプリ。降雨状況の移り変わりをアニメーション表示できるほか、登録した地域の降雨予報をプッシュ通知する機能などを備えている。雨が降り出す前に通知してもらったり、降雨状況を地図やARで把握することで、“ゲリラ豪雨”などに対処できるだろう。
起動画面には、現在地を中心とした“Google マップ”が表示され、降雨状況を示す気象レーダーの情報が重ねて表示される。地図は上下左右にドラッグして移動できるほか、ピンチイン・アウトで拡大・縮小もでき、周辺の降雨状況を確認可能。
気象レーダーの降雨状況は5分ごとに更新されており、画面下部中央の[更新]ボタンをタップすることで最新の情報に更新することが可能。また、その左隣にある[再生]ボタンをタップすれば、1時間前から現在までの降雨状況の移り変わりをアニメーション表示できるほか、画面左右の[戻る][進む]ボタンをタップし、5分ずつ時刻を前後させて降雨状況を確認することもできる。
なお、無料機能では現在時刻より先の降雨状況の予測は表示できないが、月額100円(税込み)の有料会員に登録することで、1時間先までの予測もアニメーションや[戻る][進む]ボタンのタップで表示可能になる。
雨雲と雨をアニメーション表示するARモード
起動画面右下の[3D]ボタンをタップすると、ARモードに切り替えて降雨状況を確認可能。ARモードでは、カメラをかざすことで、その方角にある雨雲と雨のアニメーションが風景に重ねて表示される。雨雲は気象レーダーの情報と同様に雨量に応じて色付けされているほか、画面中央の長方形の枠内に雨雲を収めることで、1時間あたりの雨量を数値でも表示可能。また、画面右上の目盛りでは、現在地から雨雲までの距離を確認することができる。
さらに、画面右下の[戻る][進む]ボタンでは、地図モードと同様に時刻を前後させて雨雲の移り変わりを確認できるが、現在時刻より先の予測は有料会員のみ表示可能。なお、画面下部中央にある[共有]ボタンをタップすると、Twitterの公式クライアントアプリを起動し、表示中のARモードの画面を画像としてTwitterに投稿できる。Twitterへの投稿を行うと、その日に限って有料会員の機能を無料で使うことが可能だ。
起動画面左下にある[メニュー]ボタンのメニューから[雨通知]項目を選択して表示される画面では、降雨予報の通知を設定可能。通知を行う地域のほか、通知する雨の強さや時間帯、曜日、通知間隔などを設定でき、指定した地域で1時間以内の降雨予報が出るとプッシュ通知が行われる。
また、メニューの[設定]項目からは、地図モードにおける“Google マップ”の表示を“航空写真”または“地図+写真”に変更できる。そのほか、メニューの[雨レーダー・デモ]項目を選択して表示されるデモモードの画面では、全国で過去に発生した大雨を一覧から選択し、地図やARで当時の降雨状況を確認することが可能だ。
- 【著作権者】
- (株)島津ビジネスシステムズ
- 【対応OS】
- Android 4.0.3以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1(14/07/03)
- アメミル - Google Play の Android アプリ
- https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.amemil.android.amemilapp
- アメミル - 新体験・気象レーダーARアプリ | SBS気象情報
- http://tenki.shimadzu.co.jp/ameapp/
さまざまな天気情報を1ページでチェックできる「お天気モニタ」
「お天気モニタ」は、天気に関するさまざまな情報を1ページでまとめてチェックできる天気予報アプリ。設定した地域の3時間ごとの天気予報や週間天気、天気図や雨雲レーダーなどを画面をスクロールするだけですばやく確認でき、これらの情報をチェックするために画面遷移を繰り返す必要がないのが特長。なお、天気情報には気象庁発表のデータを利用している。
初回起動時に表示されるポップアップメニューから、天気予報を確認したい地域を選択するだけで地域設定が可能。以降は、設定した地域のさまざまな天気情報が起動画面の1ページに並んで表示される。
画面上部の“3時間予報”では、3時間ごとの天気と気温、風向きと風速の予報を24時間先まで確認可能。また、“週間予報”では、翌日から1週間分の天気と降水確率、最高・最低気温の予報を確認できる。いずれも画面に表示されていない部分の予報は、左へスクロールすることで表示可能だ。
“3時間予報”または“週間予報”の右上にある[全国]リンクをタップすると、全国主要都市の一覧画面を表示して、各都市の“3時間予報”または“週間予報”を確認することができる。
起動画面の“リアルタイム観測値”では、気温と気圧、湿度、雨量、風速の観測値を折れ線グラフと数値で表示可能。気温などの直近の観測値のほか、これまでの移り変わりも確認することができる。
また、その上にある“気象ニュース(全国共通)”には、地震や台風、季節の天気などのニュースの見出しが表示され、タップするとWebブラウザーでニュースサイトや天気情報サイトなどにアクセスして、記事を閲覧することが可能。なお、表示されるニュースは設定した地域に関係なく、全国共通となっている。
天気図や雨雲レーダーの移り変わりをアニメーション表示
“リアルタイム観測値”の下側では、設定した地域を中心とした“天気図”“雨雲レーダー”“天気分布予想”“衛星画像”の各画像を閲覧できる。各画像の左下にある[再生]ボタンをタップすれば、これまでの移り変わりやこの先の予測をアニメーション表示することが可能。また、画像下部のスライドバーを左右にスライドしたり、[<][>]ボタンをタップすることでも、時刻を前後させて推移や予測を確認できる。
さらに、“天気図”などの画像の右下にある[-][+]ボタンをタップして縮尺を変更できるほか、画像右上の[画像を動かす]“リンク”をタップしてから画像を上下左右にドラッグすれば、天気図や雨雲レーダーなどをスクロールさせられる。また、画像右上にある[全域]をタップすれば、日本列島全体を表示した“天気図”“雨雲レーダー”“天気分布予想”“衛星画像”を一覧できる画面を表示可能だ。
そのほか、設定した地域周辺の天気予報についてテキストで解説した“天気概況”を閲覧できるほか、平年の気温や月の満ち欠け、日の出・日の入時刻などを1週間分表示した“暦”を確認することが可能。
なお、画面最下部にある“地域一覧”や、画面右上の[地域変更]ボタンから地域を選択し、他の地域の天気情報を一時的に表示して確認することもできる。また、起動時に表示される天気情報の地域は、画面右上の[メニュー]ボタンからのポップアップメニューで[起動時の地域を設定]項目を選択し、表示される一覧から地域をを設定し直すことが可能。
- 【著作権者】
- nihonyamori 氏
- 【対応OS】
- Android 2.2以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.04(14/04/10)
- お天気モニタ - 天気予報・気象情報をコンパクトにお届け - Google Play の Android アプリ
- https://play.google.com/store/apps/details?id=org.k52.tenki
- お天気モニタ - 天気予報・気象情報をコンパクトにまとめてお届け
- http://soramoni.jp/