デキる人の使いこなしワザ for PC
ショートカットファイルの“~ - ショートカット”が邪魔! 余計な文字列を付加しなように設定するワザ
2017年8月8日 06:10
こんにちは、阿久津です。Windows Vista以降、ショートカットファイルに付与された文字列は、それまでの“~のショートカット”から“~ - ショートカット”に変更されました。
ショートカットファイルに自動付加される文字列を変更
この文字列はレジストリから指定することで、自由に変更できます。まずは以下の内容をレジストリエントリーに登録してください。
reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\NamingTemplates /t REG_SZ /v ShortcutNameTemplate /d "%s - Shortcut.lnk" /f
今回のポイントはオプション“/d”で指定した文字列です。カンのよい方はお察しのとおり“%s”は元のファイル・フォルダー名。その後に続く文字列を指定することで、ショートカットファイル作成時に付与される内容を変更できました。例えば“"%s.lnk"”と指定することで、“ - ショートカット”を取り除くこともできます。
reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\NamingTemplates /t REG_SZ /v ShortcutNameTemplate /d "%s.lnk" /f
ショートカットファイルに付与する文字列は接尾辞(サフィックス)に制限されず、接頭辞(プリフィックス)として指定することもできます。もっとも使い勝手はあまりよくありませんが、変数と文字列を自由に組み合わせる1例として紹介しましょう。
なお、使用できる文字列はファイル・フォルダー名と同じため、“/(スラッシュ)”や“¥(円記号)”、“<>(不等号記号)”、“*(アスタリスク)”、“?(疑問符)”、“"(ダブルクォーテーション)”、“|(縦棒)”、“:(コロン)”、“;(セミコロン)”は使用できません。既定の状態である“~ - ショートカット”に戻す場合は、下記囲みの内容を修正後にコピー&ペーストしてください。
reg delete HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\NamingTemplates /f
阿久津 良和
PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛するものの、最近はクラウドやインフラを基盤としたITビジネスソリューションに強く惹かれている。「今すぐ使えるUbuntu入門ガイド Linuxをはじめよう」「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Windows 10 完全大事典」(技術評論社)など著書多数。