残業を減らす!Officeテクニック
Excelで表データを分析するならCopilotを使うのが簡単&高効率!
2024年8月19日 06:55
Officeアプリ上で動作するAIの「Copilot」は日々進化しています。以前は、表をテーブル化しておく必要がありましたが、現在では見出し行のある表なら、Copilotが処理できるようになっています。
以前の記事では、Copilotに頼んで文字列の分割を試してみました。今回はある程度まとまったデータを対象に、Copilotにサポートしてもらいながらデータを分析したいと思います。
販売数と売上を集計する
以下の表は販売データをまとめたものです。まずは販売数と売上を集計してもらいます。自分でピボットテーブルを作成すればいいのですが、プロンプトだけで済むなら、それに越したことはありません。以下のようなプロンプトを入力しました。
商品ごとに販売数と売上を集計してください
グラフ化もプロンプトを入力するだけです。しかし、今回のサンプルの系列は販売数と売上の2つなので、第2軸があるといいのですが、そこまでは設定してもらえませんでした。
商品ごとに販売数と売上を集計したグラフを作成してください
なお、タイミングによってプロンプトを受け付けてくれないことがあります。しばらくすると反応するので、現時点ではそういうものと割り切るしかなさそうです。
データの傾向を教えてもらう
全体的なデータの傾向に関する質問にも答えてくれます。回答の妥当性については、データをよく確認する必要がありますが、プロンプトの入力から回答まで数秒なので、とりあえず試す価値はあります。
Copilotは、列の挿入やデータの並べ替え、指定した条件に一致するデータの強調などの処理も可能です。例えば、曜日列を追加してもらい、曜日ごとの売上の傾向を分析する、指定した販売チャネルと販売数以上のデータに絞り込んでグラフ化するといった処理もプロンプトで済みます。