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【Copilot for Microsoft 365】「Copilot in Excel」で今できること・できないこと
2024年4月8日 06:55
生成AIに興味のある人なら、Microsoftの提供する「Copilot」(コパイロット)も使ったことがありますよね。
仕事上の情報収集にも役立つほか、料理のレシピや旅行のプランなどのプライベートな質問にも答えてくれます。キーワードを入力するインターネット検索より便利に使っている人もいるでしょう。
会話型AIとしては、ChatGPTのほうが知名度も高いのですが、実はCopilotも内部的にはChatGPTの技術が使われていることをご存じですか? Copilotは、Bingの検索アルゴリズムと、ChatGPTの提供元であるOpenAIの最新言語モデルを組み合わせたMicrosoft独自のAIモデル「Prometheus」(プロメテウス)で構築されています。
Copilotの回答はインターネット上の情報を検索したうえで生成されます。無課金ユーザーでも利用可能なのが、ChatGPTとの違いです。もう1つ大きな違いは、WindowsやOfficeアプリとの親和性の高さです。Windows 11を利用している人は、タスクバーに[Copilot]ボタンが追加されているはずです。
また、企業ユーザー向けのOfficeでは、すでに「Copilot」が利用可能。個人ユーザーも2024年1月からCopilot Proの有償契約により利用できるようになりました。
今回は、Excel上で「Copilot」を使う条件と、使い勝手を簡単にまとめてみました。ただし、本稿執筆時点でExcelのCopilotは“プレビュー版”です。
リリース当初は英語のプロンプトのみに限定されており(現在は日本語に対応)、積極的に利用している人は少ない印象です。実際、意図通りに動かないこともありますが、今後、利用する機会は増えるはずです。ポイントだけ押さえておきましょう。
個人ユーザー「Copilot」を利用するには?
企業ユーザーは「Copilot」を使えることが多いので、職場でOfficeアプリを支給されている人は画面右上の[Copilot]ボタンの有無を確認してみてください。表示されていれば、Copilotが使える契約は有効です。
グレーアウトして押せないこともありますが、ExcelでCopilotを使う条件(後述)を満たしていないことが原因です。個人ユーザーが戸惑いがちなポイントでもあります。
個人ユーザーの場合は、Copilot Proの契約(税込3,200円/月)が必要になります。Microsoft 365 Personal/Familyの契約に加えて、さらにCopilot Proの有償契約が必要となり、安くはありません。
ただ、Excelだけでなく、WordやPowerPoint、OutlookなどでもAIのサポート機能が使えることを考えると割安と感じるかもしれません。今後、本連載でもほかのアプリの利用シーンを紹介したいと思います。
ExcelのCopilotでできること
ExcelのCopilotについて、Microsoftの公式ページにまとめられています。
データの「作成」「編集」「分析」の3つが取り上げられており、業務効率アップが期待されますが、現時点では“プレビュー版”です。データのまとめられ方によっては意図通りに動かないこともあることに注意してください。
また、Copilotを利用するにあたり、前提条件が2つあります。何気なく[Copilot]ボタンをクリックして、誘導される人もいるはずです。
- @@em|s|ファイルをOneDrive上に保存して自動保存を有効にしておく
- @@em|s|対象のデータを「テーブル」に変換しておく
なお、Excel上のCopilotは「Copilot in Excel」、Wordの場合は「Copilot in Word」と呼ばれます。Officeアプリで動作するCopilotが「Copilot for Microsoft 365」と総称されることもあります。
実際にCopilotを使ってみた
データによって精度は異なりますが、難しい質問への回答は……。これからの対応に期待したいところです。ただ、複数列で並べ替えたり、値によってセルを塗り分けたりなど、自分で操作するのが面倒な作業には満足。Copilotにひと言伝えるだけで処理してくれるのは助かります。
回答後に表示される別の質問を選択して、続けてデータを分析することも可能です。