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「Microsoft Designer」でインスタ映えするソーシャルグラフィックを作ってみた

「Microsoft Designer」でSNS投稿用の画像を作ってみよう

 Microsoftの提供する生成AI「Microsoft Designer」を以前の記事で紹介しました。ただ、キーワードから画像を生成するサービスはほかにもあり、目新しさはありません。もちろん、MicrosoftのCopilotでも可能です。

Copilotで生成した画像の例

 「Microsoft Designer」は、生成した画像のほか、手元にある画像をアップロードしてデザインできるのが特徴です。豊富に用意されたデザインのテンプレートに画像をはめ込んで、テキストを入力するだけ。ものの数分で作業が完了します。

 SNSなどに投稿する告知用のイメージ画像やWebページへ誘導するバナー画像などのバリエーションが欲しい場合などには使い勝手がいいでしょう。今回は「Microsoft Designer」を利用して、SNS投稿用の画像を作ってみたいと思います。

画像を生成するためのプロンプトを調整する

 「Microsoft Designer」のWebページを開いて、自分のMicrosoftアカウントでログインしておきます。画像生成の手順は以前の記事で紹介した通りです。[画像]の一覧から自分のイメージに近い画像を選択して、その画像に使われているプロンプトを編集する方法がおすすめです。

 なお、デザインの画面から“生成”することもできますが、入力欄が狭いことと、生成される画像の縦横比がおかしいことが多いため、ここでは[画像]のページから生成しています。

「Microsoft Designer」のWebページを開いて、[画像]をクリックする
自分の生成したいイメージに近い画像をクリックする
自動的にプロンプトが入力される。四角で囲まれた部分がポイントとなるキーワード。[プロンプト全体を編集する]をクリックする
プロンプトを編集する。サイズを選択して、[生成]をクリックする
一度に4枚の画像が生成される。任意の画像をクリック。生成した画像が気に入らない場合は、プロンプトを調整してから、もう一度[生成]をクリックする
[ダウンロード]をクリックして画像をダウンロードしておく

プロンプトについてCopilotに質問する

 生成例が少ないことが「Microsoft Designer」の弱点といえます。[画像]の一覧に気に入った雰囲気の画像がない場合は、自分でプロンプトを記述する必要があるのですが、なかなか思い通りに書けない。Copilotにプロンプトの例を考えてもらうのもひとつの方法です。

 そのままCopilotに画像を生成してもらってもいいでしょう。Copilotも、「Microsoft Designer」も内部ではChatGPTを提供するOpenAIの「DALL·E 3」が使われています。

[画像]の一覧に表示される生成例が少ないことが、「Microsoft Designer」の弱点
Copilotにキーワードの指定方法などを考えてもらうのもいい。そのまま生成しても構わない
作風の指定方法も教えてもらえる

デザインを作成する

 素材の画像を生成できたので、デザインを仕上げてしまいましょう。目的のデザインを選択してから、任意のキーワードでテンプレートを探す流れです。画像を差し替えて、テキストを編集、パーツの色を調整すれば完成です。

[最初からデザインする]をクリックして、目的のデザインを選択する。ここでは[Instagramの正方形の投稿]を選択した
デザイン用の画面が新しいタブで開く。[テンプレート]をクリックしてキーワードを入力すると、テンプレートが切り替わる。利用したいテンプレートを選択する。なお、キーワードを入力しないで提案されたテンプレートから選択してもいい
選択したテンプレートが編集できるようになった
用意した画像を画面の左側にドラッグする
画像がアップロードされる
デザイン中の画像を選択して[置換]-[マイメディア]の順にクリックして、アップロードした画像を選択する
先ほどアップロードした画像に差し替わる。画像をダブルクリックする
枠にはめ込まれた画像の位置を移動できるようになるので、好みの位置に調整する。調整できたら[完了]をクリックする
画像を選択して[描画ツール]をクリックする。フィルターから[ノーマル]を選択する
テキストを編集する。テキストの編集中にフォントを変更することもできる
パーツを選択して、画面の左側に表示されたパネルから[+]をクリックする
任意の色を選択する。下のスライダーをドラッグして透明度を変更することもできる
同様に操作して、ほかのパーツの色も変更しておく

 デザインは自動的に保存されますが、任意の名前に変更しておくといいでしょう。ダウンロードしたい場合は画面右上の[ダウンロード]をクリックしてください。

 異なる素材を用意してテンプレートを替えれば、異なるデザインをすばやく作成することも可能です。無料で手軽に使えるツールではないでしょうか。

デザインは任意の名前に変更しておく
[ダウンロード]から画像としてダウンロードすることも可能
素材とテンプレートを変更すれば、ほかのバリエーションも簡単