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無料で使えるMicrosoftの生成AI「Microsoft Designer」で始める画像生成
2024年7月22日 06:55
テキストから画像を生成するAIにも驚かなくなりましたね。昨今では、より高精細に描画させたい、自分好みの画像を生成させたいといった要望が増えています。一方、いろいろなサービスがあって何を使えばいいのかわからない、難しそうで結局使っていない人もいるでしょう。
今回は、ビジネスでもプライベートでも使える「Microsoft Designer」を紹介したいと思います。
名前の通り、Microsoftが提供するサービスです。Microsoftアカウントがあれば誰でも無料で利用可能。AIに特化したデザインツールとして注目されています。
内部では、ChatGPTを提供するOpenAIの「DALL·E 3」が使われており、テキストから高精細な画像を生成できることが特徴。また、背景の削除、写真のイラスト化、不要な映り込みの消去、フレーム画像の生成など、でよく使われる画像処理機能をWebブラウザー上で扱えます。
さらに、ビジネス向けの資料やSNSへの投稿、印刷物などの制作も可能。AIのサポートありきで、手軽に“様になる”デザインが作れます。もちろん、生成した画像をダウンロードして、手元の資料に挿入することもできます。さっそく画像を生成してみましょう。
イメージに近い画像を選んでプロンプトを作成
Microsoft DesignerのWebページを開いて、自分のMicrosoftアカウントでログインしておきます。Webページの構成がシンプルなので、初めて開いた時は戸惑うかもしれません。基本的には生成したい画像のジャンルを選んで、プロンプトを入力する流れで操作します。
プロンプトを入力して[生成]をクリックするだけですが、プロンプトの内容に悩みますよね。自分のイメージに近い画像を選択して、その画像に使われているプロンプトを編集する方法がおすすめです。
なお、画像を生成するごとに“ブースト”と呼ばれるポイントを消費します。初回に100ブースト割り当てられており、1日あたり15ブースト追加されるとのこと。Copilot Proを契約している場合は、毎日100ブースト追加されます。くり返し生成しなければ、ブーストが枯渇することはないでしょう。
ダウンロードや編集が可能
続けて、生成した画像を編集することも可能です。フィルターの設定や明るさコントラストなどの調整、トリミングもできます。
画像をダウンロードしたい場合は[ダウンロード]をクリックします。何も操作しなくても、生成した画像やデザインは自動的に保存されており、「自分のプロジェクト」から呼び出せます。
Webブラウザー上でAIによる画像生成から編集、デザインまでできるのが便利ですよね。手持ちの画像をアップロードして編集することもできます。パソコンに画像編集アプリがインストールされていない場合に重宝します。編集については次回以降で紹介したいと思います。