残業を減らす!Officeテクニック
プレゼンにピッタリなイメージイラストが見付からない! 商用利用可能なAIで生成
2024年1月15日 06:55
PowerPointのスライドに挿入する適切なイメージ画像に困ったことがありませんか? 写真ならフリー素材やPowerPointの“ストック画像”が豊富ですが、イラストの場合は手配が難しいのではないでしょうか。
以下はテンプレートを元に作成したスライドです。挿入済みのイメージ写真をイラストに差し替えて、親しみやすい印象に仕上げるとしたら? 意図通りのイラストはなかなか見つけられないですよね。
ほとんどの人はオリジナルのイラストを描けませんよね。外注する予算や時間もないことが多いはずです。そんな時に試してほしいのが、画像生成AIサービスです。
今回紹介するのは、Adobeの提供する「Adobe Firefly」です。最大の特徴は“商用利用可能”であること。自動生成する画像の学習データとして、Adobe Stockの画像のほか、パブリックドメインの画像とオープンライセンスの画像を利用しており、知的財産権の問題をクリアしていると公表されています。
無料で利用できるフリープランと、月額680円(税込)のプレミアムプランがあり、フリープランではAdobeのロゴが挿入されます。なお、「Adobe Create Cloud」を契約している場合は、追加料金なしで利用可能です。
キーワードを入力して生成するだけ
Adobe FireflyのWebページにアクセスして、Adobe IDでログインして利用します。キーワードを入力して[生成]をクリックするだけで画像が生成されます。
なお、画像を生成すると“生成クレジット”が消費されます。フリープランでは月25クレジット、プレミアムプランでは月100クレジットまでが利用可能です。「0」になった場合、フリープランでは翌月にリセットされるまで画像を生成することができませんが、プレミアムプランでは制限付きで画像を生成できます。契約プランによる制限の違いは公式のヘルプを確認してください。
イラストの雰囲気を変更する
生成したイラストの雰囲気を変更してみましょう。画面右側のメニューを下にスクロールして[効果]の種類を選択して、再生成します。ここでは、[人気]に含まれる[ペイント]を選択してみました。
同じ雰囲気のイラストを生成する
異なるキーワードで、同じ雰囲気のイラストを生成することも可能です。ここでは、先ほどダウンロードした画像をアップロードして生成します。
操作中に表示されるメッセージにもあるように、アップロードする画像は自動生成した画像や自分で作成したイラストなど、自分に使用権限のあるものに限ります。履歴として保存されます。