残業を減らす!Officeテクニック
手分けして作業してもらったパワポのスライドを目視で統合してはダメ!
更新箇所だけを簡単に基のファイルに反映できるワザ
2024年9月17日 06:55
1つのスライドを複数人で手分けして仕上げることがありますよね。取りまとめる人が最終チェックをすると思いますが、文字などの細かな修正箇所には気付きにくいものです。例えば、2つのスライドを並べて目視でチェックするような方式をしていませんか? PowerPointには[校閲]の機能があり、どの部分が修正されたのかを確認しながら、“承認”もしくは“拒否”することが可能です。
今回は、ほかの人が修正した部分をチェックする例を紹介しますが、バックアップとして保存したファイルと修正箇所を突き合せる場合にも有効です。
基準にするファイルを用意する
最初に基準にするファイルを開いておきましょう。上司なら、自分が作業しているファイルを“正”として部下が修正したファイルの内容を反映させていくと思います。[校閲]タブから[比較]をクリックして、チェックしたいファイルを指定します。
修正箇所を確認して反映する
修正された箇所を確認していきましょう。修正されたテキストボックスや画像にはチェック欄が表示されます。反映させる場合はチェックをON、無視する場合はOFFにします。複数の修正箇所をまとめて反映することもできますが、ここでは1つずつ確認しながら処理します。
次の変更箇所に移動します。[校閲]タブの[次へ]をクリックします。なお、画像や図形、アニメーション、フォントなどの変更は、一覧で確認できません。いったん反映させてみて可否を判断してください。
校閲を完了する
[次へ]をクリックしながらすべての修正内容を反映、もしくは無視できたら、校閲を完了します。最後に表示されるメッセージボックスは確認のためのものです。1つずつ確認しながら反映・無視を判断しているので、[はい]をクリックして問題ありません。