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【Microsoft Forms】フォーム作成に質問の推敲は不要! 資料からCopilotに作ってもらうコツ

元のExcelをCopilotに渡して、Formsに必要な質問をまとめて作ってもらおう

 業務で申請フォームやアンケートが必要になることがありますよね。そのようなフォームは、Microsoft Formsで作成できます。しかし、適切な質問を考える作業は意外と時間がかかります。

Microsoft Formsで質問や選択肢を1つずつ作成するのは手間がかかる

 例えば、フォームの元になるExcelファイルがあったとしても、その内容を見ながら質問を考えて、選択肢を作成するのは大変です。

 こうした作業はCopilotに任せられます。運用中のExcelファイルをCopilotに渡して、フォームに必要な質問を考えてもらえばいいのです。さらに、Microsoft Formsにインポート可能なWordファイルとして出力してもらえば、質問を1つずつ入力する必要もありません。

 ただし、単に「このExcelファイルからフォームを作って」と依頼するだけでは十分ではありません。運用中のExcelには、フォームで質問したい情報だけでなく、管理する側だけが必要とする情報も含まれているためです。

「フォームを作って」だけでは情報が足りない

 ここでは、「備品一覧」を例にします。管理番号、備品名、カテゴリ、メーカー・型番、貸出可否、保管場所、備考といった情報が登録されています。この一覧を使って、社員が備品を借りる時に利用する「備品貸出申請」のフォームを作るとしましょう。

運用中の「備品一覧」には、フォームの質問には不要な情報も含まれている

 例えば「備品名」は、借りたい備品を選んでもらうための選択肢として利用できます。一方で、「管理番号」や「保管場所」は管理側で利用する情報なので、申請者に質問する必要はありません。

 さらに、元の一覧には「氏名」「所属部署」「利用期間」「利用目的」などの情報はありません。しかし、備品貸出申請フォームとして考えれば、こうした質問も必要になるでしょう。つまり、元のExcelにある列を、そのままフォームの質問に置き換えればいいわけではありません。

 そこでCopilotには、「使う情報」「使わない情報」「元の資料にないが補ってほしい情報」の3つを意識して指示します。例えば、次のように依頼します。

添付のExcelファイルは社内で運用している備品管理表です。このファイルの内容から社員向けの「備品貸出申請フォーム」を作成してください。

・設計書や表形式ではなく、実際にインポート可能な質問一覧として作成する

・各質問は完全な質問文で記載する

・申請者が回答する必要がある項目のみを質問にする

・管理者向けの情報(管理番号、保管場所、備考)は質問に含めない

・備品を選択する質問を作成する

・選択肢には「貸出可否」が「可」の備品のみを含める

・選択肢は備品名のみとし、メーカー・型番は含めない

・Excelファイルに存在しなくても、備品貸出申請に通常必要と思われる項目は追加する

質問は以下の見出しで整理してください。また、Microsoft Formsの「クイック インポート」で読み込めるアウトライン構造で整えて、Wordファイルとして出力してください。

・申請者情報

・利用目的

・貸出希望備品

・利用期間

・確認事項

・その他

 すべての質問を細かく指定しているわけではありません。資料のどこを使うのか、何を除外するのか、不足している情報は補うべきなのかを伝えて、Copilotが「備品貸出申請」という目的に合った質問を考えられるようにするのがポイントです。

CopilotアプリのWebページを開いてExcelファイルを添付し、上記のプロンプトを送信する
生成されたWordファイルをダウンロードする

 今回は、以下のようなWordファイルが生成されました。まず確認したいのは、Formsに読み込みやすい構造になっているかどうかです。アウトライン構造になっていない場合、Formsで読み込んだ際に崩れてしまいます。質問が羅列されているだけの場合は、見出しと質問が分かれるようにCopilotとやり取りして整えておきましょう。

今回出力されたWordファイル。言い回しなどは調整できるので、アウトライン構造のデータになっていることを確認しておく。[表示]タブにある[アウトライン]をクリックする
アウトライン構造として、見出しと本文が分かれていることを確認できる
アウトライン構造になっていない状態で出力されたWordファイルの例。Copilotとやり取りして、意図する形式に整える必要がある

Wordの段階で内容を整えておく

 生成されたWordファイルを開いて、質問の追加・削除や言い回しなどを確認します。内容に関する修正をWordの段階で済ませておけば、Formsに読み込んだ後の手直しを減らせます。

 Word上で直接修正しても構いませんが、質問の過不足や不自然な点をCopilotにチェックしてもらうこともできます。ここでは、ある程度内容を整えたうえで、申請フォームとして問題がないかを確認してもらいました。

申請フォームとして不具合がないかどうかは、WordのCopilotでチェック可能

WordファイルをFormsに読み込んで仕上げる

 あとは、作成したWordファイルをMicrosoft Formsに読み込みます。質問と選択肢がフォームとして変換されるので、生成された内容を確認します。

 なお、クイック インポートで変換できる質問形式は、選択肢と自由記述です。日付など、それ以外の質問形式は必要に応じてForms側で設定します。

 FormsでCopilotを利用できる環境では、質問を追加したい場合や、表現を変更したい場合は、ここでもCopilotに相談できます。

[クイック インポート]をクリックする
[このデバイスからアップロード]をクリックして、作成したWordファイルを選択する
[フォーム]をクリックする
[レビューの開始]をクリックする
インポートしたWordファイルからフォームが生成される。Copilotを利用できる環境では、全体の調整や個別の質問の書き換えも可能

 元のファイルをCopilotに渡す時に、「使う」「使わない」「補う」を伝え、さらに「Formsで使うWordファイルにする」と用途や出力形式まで指定しておけば、質問の検討からFormsに読み込むWordファイルの作成までを、まとめてCopilotに任せられます。

 備品貸出申請だけでなく、研修の参加申込や商品の申し込みなど、すでに元になる一覧や資料があるフォーム作成でも応用できる方法です。