オンラインストレージにファイルを自動バックアップできる「EaseUS Todo Backup」

「EaseUS Todo Backup Free」

　『人気ソフトはここがすごい！』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

　HDD/SSDの健康状態を調べられる「CrystalDiskInfo」でチェックしていても、HDDなどが突然故障してしまう事態は起こり得ます。そんな不測の事態に備え、やはりバックアップは取っておきたいもの。そこで今回はバックアップを簡単にこなせ、独自機能も備えた「EaseUS Todo Backup Free」を取り上げます。

　「EaseUS Todo Backup Free」はPCユーザーの好みに合わせて細かなバックアップが可能なツールです。システム全体はもちろんのこと、指定したディスクやファイルをイメージファイルとしてまとめられます。イメージファイルは外付けHDDへ保存することで、もしPC本体やHDD/SSDが壊れてしまった時、ディスクから復帰が可能になります。

ファイル1つからディスク丸ごとなど、好きな範囲でバックアップできる

　増分・差分バックアップ、圧縮保存などバックアップツールにほしい機能が一通り揃っている本ソフトですが、なかでも“クラウドバックアップ”機能は注目です。本機能は自分が使っているオンラインストレージをバックアップの保存先として指定できるため、バックアップのファイルをDVDに書き込む作業や外付けHDDを用意するといった手間が省けます。その上DVDを紛失してしまった、書き込みが正常に完了していなかった、といった事態になりにくい、おすすめの機能です。なお、対応するオンラインストレージサービスは、「Dropbox」「Google ドライブ」「OneDrive」の3種類。もしどのサービスのアカウントも持っていなかったら、これを機に作ってみてはいかがでしょうか。

バックアップファイルの保存先“ターゲット”の項目右端にあるフォルダーアイコンを選択する

“クラウドストレージサービス”の項目から、オンラインストレージを保存先に指定が可能になる

バックアップするタイミングは自由に設定可能

　また、本ソフトは定期的に自動でバックアップを取ることも可能。“クラウドバックアップ”機能と組み合わせることで、新しい状態の大切なファイルを自動で、オンラインストレージにバックアップしておけるようになります。UIも簡素でわかりやすいので、PC初心者も安心して使えるソフトです。