マルわかり!Windows 10 Mobileガイド

第24回

通話も録音できるWindows 10 Mobileデバイスの「電話」アプリの使い方

着信時の応対方法の選択なども可能

 Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsの他、OSを取り巻く旬の話題などを日替わりで紹介する。

「電話」アプリの使い方

 大半がSIMフリーデバイスであるWindows 10 Mobileデバイスは、データ専用SIMカードやSMS付きSIMカード、電話番号付きSIMカードと用途に合わせて選択できる。今回は電話番号付きSIMカードを選ぼうとお考えの方に通話に関する情報を紹介しよう。デバイスに着信があると「電話」アプリが起動し、「People」アプリで管理している情報をもとに、相手のプロフィールが表示される。

着信すると「People」で管理している電話番号の情報をもとに、発信者の名前、電話番号の種類が表示される
ロック状態で着信した場合は、画面を上方向にスライドしてロックを解除しなければならない。なお、「People」の情報とマッチしない場合は電話番号のみ表示される

 [応答]ボタンをタップすると、下図のような画面に切り替わる仕組みだ。[参加者を追加]ボタンをタップすれば、他のユーザーに対して通話を追加可能。また、[スピーカー]ボタンをタップして音声の出力先を変更した後、[録音]ボタンをタップすることで、通話内容を録音できる。

こちらは[応答]ボタンをタップした通話中の状態。各ボタンをタップすることで、各種操作が可能になる
[録音]ボタンをタップすると、確認をうながすメッセージが現れる。[録音]ボタンをタップすれば「ボイス レコーダー」アプリで録音可能。また、[次から表示しない]をチェックしておけば、次回からメッセージは表示されなくなる
[参加者を追加]ボタンをタップすると、「電話」の履歴ページが開き、過去に通話した相手を選択できる

 [SMSで送信]ボタンをタップすると、携帯電話回線経由でメッセージを送るショートメッセージサービスが使用可能だ。ただし、MVNOキャリアによっては、SMS送受信時は費用が発生する。例えば筆者が使っているIIJmioの場合、受信は無料だが国内への送信は1回3~30円(税抜き)。海外の電話番号に送信する場合は1回50~500円(消費税は発生しない)。契約しているMVNOキャリアの仕様を踏まえて本機能を使うようにしたい。

着信時に[SMSで送信]ボタンをタップすると、2種類のメッセージを返信できる。直接メッセージを作成する場合は[メッセージを入力]をタップする
Windows 10 Mobileデバイス側から送ったメッセージは、たとえばiPhoneの「メッセージ」アプリではこのように表示される

 [拒否]ボタンを押すと、着信をキャンセルして元の状態に戻る。その際は画面を下方向にスライドすると現れるナビゲーションバーを確認しよう。通話に関する通知が確認できるはずだ。また、「電話」のライブタイルには着信履歴が数値として残るが、サイズを最大サイズに変更した場合、相手の電話番号なども表示される。Windows 10 Mobileデバイスで通話する機会が多い場合は、サイズを変更することをおすすめしたい。

ナビゲーションバーから参照できる通知で着信履歴を確認できる
ライブタイルを「中」に変更した状態。着信回数を示す数字が現れる
ライブタイルを「大」に変更した状態。着信回数と共に最後に着信相手の情報が表示される

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