やじうまの杜

世界24カ国で大ヒットしている子供向けIT教育絵本のレベルに驚愕!?

2進数やプログラミングの方法論まで解説した『なるほどわかった コンピューターとプログラミング』を読んでみた

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『なるほどわかった コンピューターとプログラミング』

 世界24カ国で大ヒットしているという仕掛け絵本『なるほどわかった コンピューターとプログラミング』の日本語版を手に入れたので、読んでみました。仕掛けをめくると疑問の答えや中の仕組みがわかるようになっていて、対象は小学校3、4年生くらいのようです。しかし、大人でもわかってない人が多いのではないかと思うような高度なことまで解説してあり、びっくりしました。

2進数についてもしっかり説明

 基本は、コンピューターやインターネット、プログラミングの仕組みをイラストメインでわかりやすく教えてくれています。しかし、2進数についてしっかり説明していたり、Unicodeに言及していたりと、かなり深い内容となっています。特にプログラミングについては、「Scratch」を足掛かりにPythonの話題に触れたり、効率の良いプログラミングの方法論まで解説していて実践的でした。最後のページには、わかりやすいコンピューターの歴史も。

 読む前は少し早いけど4歳の娘に読ませてみようかと思っていましたが、Webブラウザーを“インターネット”と呼ぶ、私の両親にも読ませたい内容でした。でも、デジタルネイティブであることを期待されてしまっている今時の子供たちは、このレベルの知識を身に付けている必要があるのかもしれませんね。