やじうまの杜

Netflix/YouTubeで英語のリスニングを鍛えられるGoogle Chrome拡張機能が便利と話題に

「Language Reactor」でお気に入りの映画やドラマ、毎日のニュースを教材に

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「Google Chrome」用の拡張機能「Language Reactor」

 いささか旧聞に属しますが、こあらの学校(@KoalaEnglish180)さんが紹介していた「Google Chrome」用の拡張機能「Language Reactor」が英語学習に便利だと「X」(旧称:Twitter)で話題になっていました。ちょっと時間ができたので、筆者もしてみむとするなり。



 この拡張機能は、動画ストリーミングサービスで好きな外国語の映画やドラマを観ながら、言葉やネイティブの発音を学んじゃおうというもの。インストールしなくても体験できるので、とりあえずヘルプページに行ってみましょう。雰囲気がつかめるはずです。

使い方を手取り足取り教えてくれるヘルプページ。拡張機能をインストールする前に見ておくとよいかも
[メディア]ページにいけば実際に機能も体験できる
拡張機能をインストールしたら、母国語を選んでリスニング開始!

 提供されている機能は、以下の通り。一文一文、じっくりと繰り返し聞きながら、単語や文の意味を確認できる設計になっています。

  • 動画内の会話をテキストを書き起こして、右サイドパネルに表示
  • 書き起こしテキストは一文ごとにリスト化(字幕リスト)されており、クリックで再生位置に移動できる
  • 一文ごとに再生をストップしたり、前へ・次へのナビゲーションも可能。キーボードショートカットでも操作できる
  • 書き起こしテキストの単語をマウスオーバーすると、その意味・発音記号・難易度が表示される(ミニ辞書)
    単語のマウスホバーでミニ辞書
  • 単語をクリックするとポップアップでより詳細な情報を表示。発音を確認したり、他の辞書サイトで調べたり、他の例文をチェックできる
    単語のクリックでより大きな辞書
  • 機械学習(または人間)の翻訳も表示。翻訳を観ながらヒアリングできる
  • コンテンツで使われている単語を多い順に並べる
    コンテンツで使われている単語を多い順に並べる
設定画面。字幕リストやミニ辞書のON/OFF、キーボードショートカットなどをカスタマイズ可能

 この拡張機能、もともとは「Language Learning with Netflix」という名前だったそうで「Netflix」を対象とした拡張機能でしたが、現在は「YouTube」にも対応しているとのこと。外国語のWebページを右クリックメニューから「Language Reactor」に登録し、それを学習素材にすることもできます。

 私は「Netflix」の契約をやめちゃったので「YouTube」で試してみましたが、確かに使いやすく、英語の学習に役立ちそうです。アカウントを作成すれば単語やフレーズを保存することもできるので、意味が分からなかった単語や聞き取れなかった単語を登録して後で振り返るようにすれば、効果はさらに上がるでしょう。大部分の機能が無償で提供されているのもうれしいですよね。

大部分の機能が無償。単語やフレーズを保存する機能などを使わなければアカウントもいらない。

 なお、「Amazon Prime Video」(プライムビデオ)で似たようなことをしたい場合は、「Subtitles for LL」をどうぞ。

ソフトウェア情報

「Language Reactor」
【著作権者】
Dioco
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.1.1(24/11/24)