Prime Videoの映画やドラマ、アニメで楽しく語学学習できるGoogle Chrome拡張機能「Subtitles for LL」【1月25日追記】

“Amazon Prime Video”の映画やドラマ、アニメで楽しく語学学習できる「Google Chrome」向けの拡張機能「Subtitles for LL」

　“Amazon Prime Video（プライム・ビデオ）”の映画やドラマ、アニメで楽しく語学学習できる「Google Chrome」向けの拡張機能「Subtitles for Language Learning (Prime Video) Chrome Extension」が、1月16日に公開された。現在、“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。「Microsoft Edge」などの「Chromium」系Webブラウザーでもインストールは可能だ。

　「Subtitles for Language Learning（LL）」は“Prime Video”の動画視聴ページを拡張し、字幕や翻訳といった外国語の学習に役立つ支援機能を追加するChrome拡張機能。初期バージョンは日本語を含む79カ国語に対応しており、以下の機能が利用できる。

• 字幕のテキストを取得し、視聴ページ右側にリストアップ。再生ボタンを押すと、その再生位置へジャンプできる
• 字幕ある単語の意味をポップアップで表示する辞書機能
• 字幕の単語や文章を外部の辞書サイトや翻訳サイトで検索する機能（ユーザー辞書リンク）
• 動画の字幕や再生速度、明るさ、コントラスト、彩度を調整する機能

　「Subtitles for LL」拡張機能を利用するには、まず「Chrome」で“Chrome ウェブストア”にアクセスし、拡張機能をインストールする。すると利用規約の確認と初期設定を行う画面が現れるので、利用する“Amazon”のリージョン、自分の使用言語、学習したい言語の3つを指定して［規約に同意し、保存］ボタンを押す。日本語話者で英語を学習したい場合は、設定を変更する必要はない。設定が完了すると“Prime Video”へジャンプするボタンが現れるので、それをクリックして“Prime Video”へ移動しよう。

利用規約の確認と初期設定を行う画面

設定が完了すると“Prime Video”へジャンプするボタンが現れる

　“Prime Video”で「Subtitles for LL」拡張機能を有効化するするには、動画の詳細ページなどに追加されている［Subtitles for LL］という緑のボタンを押す。すると、動画とともにサイドパネルが読み込まれ、［検索］タブに字幕がリストアップされるはずだ（読み込まれない場合については後述）。字幕を選択すると［字幕］タブに字幕テキストがリストアップされ、動画に字幕が付与されるようになる。ちなみに、字幕のデータは“opensubtitles.org”のものを利用しているようだ。

動画の詳細ページなどに追加されている［Subtitles for LL］という緑のボタンを押す

動画とともにサイドパネルが読み込まれ、［検索］タブに字幕がリストアップされる

　ポップアップ辞書機能は、字幕のマウスオーバーで利用可能。マウスカーソルの下にある単語がハイライトされ、その意味がポップアップで表示される。内容をじっくり読みたい場合は、単語をクリックしてポップアップを固定表示する。この状態ならば、単語や文章を外部の辞書サイトや翻訳サイトで検索する“ユーザー辞書リンク”も利用できる。ポップアップの固定は、［×］ボタンで解除可能だ。

ポップアップ上部の“GT”や“英辞郎”、“Weblio”というリンクが“ユーザー辞書リンク”。マウスオーバー辞書だけでは解決しない場合に活用したい

“ユーザー辞書リンク”は設定画面で編集が可能

　リスニングが苦手なユーザーは、再生速度のコントロール機能も活用したい。シークバーの下に追加されているスピードメーターのようなアイコンをクリックすると、スライダーで各種パラメーターを変更できるポップアップが現れ、字幕のタイミングや表示位置、動画の再生速度、明るさ、コントラスト、彩度を調整できるようになる。

動画の字幕や再生速度をコントロール。サイドパネルの読み込みが完了しない問題が発生しても、これは利用できるようだ

　なお、“Amazon Prime”は有料のサービスだが30日間の無償トライアルが可能。また、現行バージョンには一部の動画でサイドパネルの読み込みが完了せず、プログレスリングが回り続ける問題が報告されているが、これは近日中に公開されるv1.0.4で修正されるとのこと。

環境によっては、右側の字幕ビューにロード中を示すクルクルが表示され続けたり、何も表示されなかったりするバグがあり、これをバージョン1.0.4で直しました。Googleの審査がありますが、数日以内にバージョンアップされると思います。

— はるはら (@haruharahrhr)January 17, 2021

1月25日編集部追記： 作者様より連絡があり、記事掲載当時の拡張機能名「Subtitles for Learning Language (Prime Video)」という表記は作者の意図したものではなかったため、「Subtitles for Language Learning (Prime Video)」に変更したとのことです。そのため、記事内の表記を「Subtitles for Language Learning (Prime Video)」に変更いたしました。