窓の杜大賞ノミネート作品
【大賞候補】見えているのにコピーできないテキストをコピーする「PointClip」
マウスカーソルの位置にあるコントロールからテキストを取得してストック
2016年12月8日 11:00
“窓の杜大賞ノミネート作品”では、“2016年 窓の杜大賞”にノミネートされたソフトの紹介記事を再紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、最新の状況とは異なる場合もあるので注意してください。
「PointClip(ポイントクリップ)」は、マウスのカーソル位置にあるコントロールからテキストを取得できるツール。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10でも動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
ウィンドウタイトルやラベル、ツールチップなどのコントロールに書かれているテキストは、キャレット(カーソル)がないため選択できず、よってクリップボードへコピーすることもできない。たとえば、ソフトの不具合報告のためにバージョンを取得しようと思っても、バージョン番号が書かれているのがラベルコントロールならばクリップボードへコピーすることができず、目視で転写する必要がある。これは面倒だし、間違いが入り込む余地があり好ましくない。
そこで便利なのが「PointClip」だ。本ソフトを利用すると、マウスカーソルの下にあるコントロールから名前(accName)や値(accValue)を得ることが可能。要するに、ウィンドウのタイトル、ボタンやラベルのテキスト、ツールチップのテキストといった、UIコントロールのテキストを取得することができる。OS標準のコントロールではない、独自で実装された一部のコントロールでは取得に失敗することがあるようだが、たいていの場合は問題なく動作するようだ。
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