窓の社(やしろ)

“Exceeel方眼紙”が次期バージョンから正式機能に昇格へ

日本の独自風習を一機能として取り入れ法人シェア向上を目指す

“Exceeel方眼紙”

 マックロソフト社は1日、表計算ソフトである「Exceeel」を方眼紙のように使う通称“Exceeel方眼紙”が、Exceeelの新バージョン「Exceeel 2017」から正式機能へと昇格すると、開発ブログで明らかにした。

 “Exceeel方眼紙”とは、ワークシート上のセルの縦横比を1:1の正方形とすることで、方眼紙のように見立てて使用する、世界中でも日本にしか見られない独自の風習。官公庁のほか民間の総務経理部門での採用実績も多く、同社では日本国内でのさらなる法人シェア向上に不可欠な機能と判断し、正式機能への昇格が決まった。

 Exceeel方眼紙こと“方眼紙モード”を利用するには、[ページレイアウト]→[ページ設定]→[方眼紙]をオンにすることで、セルの縦横比が正方形となるよう自動調節される。同モードをオンにした状態では行か列のどちらかを広げると他方も連動して調節され、正方形の比率を常に維持可能。また罫線もブルーへと自動的に切り替わり、方眼紙らしさが演出される。

 さらに追加機能として、横方向のセル16,384個をすべて結合して行入力を可能にするモードや、茶色罫線の原稿用紙(20×20文字)そっくりのレイアウトを再現した縦書き入力モード、アイコン作成に向いた16×16マスのドット絵作成モードなども用意される。

 同日公開されたデモンストレーション動画に対し、海外メディアからは『This is HENTAI』『グリッドデザインここに極まれり』『ファンタスティックすぎて頭痛が痛い』『これは画期的(画期的とは言ってない)』など数々の意見が寄せられる中、経シ斉産業省は『クールジャパンのひとつの成果と考えている』と意味不明のコメント。またこれまでExceeel方眼紙をさかんにプッシュしてきた日怪ウーマソオソライソでは、さっそく特集を組むなど早くもノリノリの様子だ。

 なおマックロソフト社では、『Exceeel方眼紙をおもに利用するユーザーのITリテラシーに合わせてサポート手段を90年代に先祖返りさせた』として、専用のサポート体制を準備するという。本機能で同社のサポートを受けるためには、Exceeel方眼紙を用いて作成した問い合わせフォームに内容を明記し、紙にいったん印刷したのち、FAXを用いて同社サポート窓口宛に送信し、さらに正常に受信されたかどうか電話をかけて確認することにより、初めて質問が受理される。

(△□ 真弘)