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日本マイクロソフト、改善されたWindows 10の無償アップグレード通知を案内

無印Windows 7やWindows 8ユーザーへのアップグレード通知も開始

公式ブログ“CS3 Windows”

 日本マイクロソフトは1日、Windows 10への無償アップグレードの通知方法を変更したことを、公式ブログ“CS3 Windows”で明らかにした。自動予約により明示的にキャンセル操作を行わないとアップグレードが実行されてしまう点や、[×]ボタンを押すだけではアップグレードがキャンセルできない点、キャンセル操作のやり方がわかりにくい点など、批判を受けていたポイントを改善しているという。

 新しい通知画面では[無償アップグレードを辞退する]というリンクが[今すぐアップグレード]ボタンと並んで大きく表示されており、このリンクをクリックしてアップグレードを辞退すると、以後通知は表示されなくなる。

 なお、[×]ボタンを押して通知ウィンドウを閉じた場合は定期的に通知が再表示されるとのことだが、アップグレードが自動でスケジュールされることはなくなったため、“明示的なキャンセル操作を行わなかったがために、意図せずWindows 10へアップグレードされてしまった”などといったトラブルは今度起こらないものとみられる。

 そのほかにも、全画面表示の通知が新たに導入された。Windows 7 SP1/Windows 8.1ユーザーに対してはWindows 10への無償アップグレードが案内されるほか、Windows 7を利用しているユーザーへはWindows 7 SP1への更新、Windows 8を利用しているユーザーへはWindows 8.1への更新を勧める通知が表示されるという。古い環境を使い続けるのは、日々進化を遂げているサイバー攻撃に対して脆弱であるため、最新の環境へのアップグレードをお勧めする。

無印Windows 7を利用しているユーザーに対する通知(同社ブログより引用、以下同)
Windows 8を利用しているユーザーに対する通知