ニュース
「EaseUS Partition Master Free」がReFSファイルシステムとBitlockerに対応
上位の有償版では“記憶域スペース”のサポートなども
2016年7月27日 15:04
フリーのパーティション編集ソフト「EaseUS Partition Master Free」の最新版v11.5が、公開された。本バージョンでは新たに“ReFS”ファイルシステムがサポートされたほか、“Bitlocker”で暗号化されたパーティションの管理が行えるようになっている。
“ReFS(Resilient File System)”は、耐障害性やスケーラビリティの向上を目的にWindows Server 2012で導入された新しいファイルシステム。これまでのNTFSファイルシステムと比べて扱えるボリュームやファイルのサイズが拡大されているほか、整合性(ファイルが壊れていないかどうか)のチェックや障害への対応を強化したことで信頼性が大きく向上している。ただし、NTFSファイルシステムであまり使われていないと判断された機能が省略されており、完全にNTFSを置き換えるものではない。
一方、“BitLocker”はディスク全体を暗号化して第三者が読めないようにすることで、紛失・盗難に伴うデータ漏えいを防止するWindowsのセキュリティ機能。最近のPCでは初期状態で有効化されていることもあるので、正式にサポートされたのは安心できる。
「EaseUS Partition Master Free」はWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応しており、家庭内でのみ無償で利用可能。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
なお、商用の場合は上位の有償版を購入する必要があるので注意。上位エディションの最新版では無償版の新機能に加え、GPTシステムディスクをMBRディスクに安全に変換する機能や、“記憶域スペース”のサポートが追加されている。
ソフトウェア情報
- 「EaseUS Partition Master Free」
- 【著作権者】
- EaseUS
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(家庭内利用のみ)
- 【バージョン】
- 11.5