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“Windows 10 Anniversary Update”には新しいUWP版「Skype」がプリインストール

お馴染みの機能はそのまま、Windows 10にフィットしたデザインに

UWP版「Skype」

 2日(米国時間)に公開されたWindows 10のメジャーアップデート“Windows 10 Anniversary Update”には、“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”を利用してゼロから再設計された新しい「Skype」がプレビュー版として搭載されている。

 「Skype」はもともと負荷が1カ所に集中しにくく、接続コストが低いピア・ツー・ピア(P2P)接続のメッセンジャーアプリとして開発された。しかし、近年は複数の端末での利用やモバイルでの利用が多くなり、データの同期を取りやすいクラウドベースのアーキテクチャーへの移行が進められてきた。Windows 10向けのUWP版「Skype」はその移行の一環として、Windowsの開発チームと密接に協力して開発されているという。

 新しいUWP版「Skype」はデスクトップとモバイルの双方で利用可能で、1対1やグループでのビデオ会話、チャット、携帯電話と固定電話による低レートでの通話、エモーティコンや“Moji”を使った感情表現など、「Skype」でお馴染みの機能にも対応している。P2P接続の場合と異なり、だれもオンラインでない場合でも最大300MBのファイル、写真、ドキュメントが共有できるのもメリットだ。

 また、デザインもWindows 10にフィットしたものとなっており、通知トーストで即座に返信するといったことも行える。また、Windows 10のテーマ設定に従ってユーザーインターフェイスをライトテーマもしくはダークテーマへ切り替える機能も備える。

 なお、「Skype」のすべての機能を利用したい場合は、引き続き「Skype for Windowsデスクトップ」が利用できる。

ソフトウェア情報

「Skype」UWP版
【著作権者】
SkypeおよびMicrosoft
【対応OS】
Windows 10 Version 10139.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.6.206.0