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渋滞情報や交通カメラ画像の表示、USB Audio 2.0に対応した「Windows 10 Insider Preview」Build 14931

「フィードバック Hub」や「Skype プレビュー」などのアプリも強化

「Windows 10 Insider Preview」Build 14931

 米Microsoft Corporationは21日(現地時間、以下同)、Windows 10の次期メジャーアップデートのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 14931を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。なお、本ビルドのリリースはPC版のみ。ロックの解除が行えない問題とSIMカードが利用できない問題が発覚したため、モバイル版のリリースは延期されている。

 本ビルドにおける変更点は、ビルトインアプリの強化がメイン。たとえば、不具合を報告するツール「フィードバック Hub」がv1.1608.2441.0へと更新されており、ダークモードへ切り替える機能やフィードバックの詳細画面で当該フィードバックの作成者を表示する機能などが追加された。ダークモードへの切り替えは、本バージョンで追加された設定ページで行える。

「フィードバック Hub」がアップデート。ダークモードへ切り替える機能やフィードバックの詳細画面で当該フィードバックの作成者を表示する機能などが追加

 地図アプリ「マップ」もアップデートされ、いくつかの便利な機能が追加されている。たとえば、アプリバーにある[交通情報]ボタンを押すことで、渋滞情報を地図上へ表示できるようなった。マップ上に表示されるビデオアイコンをクリックすれば、交差点などに設置されている“交通カメラ”の画像を閲覧することも可能。また、「フィードバック Hub」と同様、「マップ」にもテーマを切り替える機能が追加された。

「マップ」では交通情報や交通カメラを表示する機能を搭載

 一方、「Skype プレビュー」ではPCからSMS/MMSを送受信する機能が追加された。これは、Windows 10 Mobileの「Skype」が既定のメッセージアプリに設定されている場合にのみ機能する。

 そのほかにも、“USB Audio Class 2.0”のネイティブサポートが正式にアナウンスされた。現在のところサポートされているのは再生のみで、録音(キャプチャー)はサポートされていないが、将来バージョンでの対応がすでに計画されているという。