「Advanced SystemCare 10 Free」が公開。不在時の不正操作を撮影する機能を追加

「Advanced SystemCare Free」v10.0

　米IObit Information Technology（日本代理店（株）エクサゴン）は22日（日本時間）、統合システムメンテナンスソフト「Advanced SystemCare」の最新版v10.0を公開した。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応しており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　「Advanced SystemCare」は、動作が遅くなったPCを1クリックで修復してくれるメンテナンスツール。機能限定版の「Advanced SystemCare Free」は無償で利用可能で、有償ライセンス（税抜き3,685円）を購入すれば、すべての機能が利用できる上位版「Advanced SystemCare PRO」へアップグレードすることができる。

　メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、スパイウェア削除、リアルタイムプロテクト、レジストリ修復のためのデータベースを拡充。より安全で徹底したクリーンアップが行えるようになった。

　機能面での目玉は、新たに“フェイスID”と呼ばれる顔認識技術が導入されたこと。PCに接続されているカメラを利用して、ユーザーの不在時にPCを操作してプライバシー情報を盗み取ろうとした人物の写真を自動的に撮影し、報告することが可能だ。そのほかにも、悪質なサイトや不要な広告をブロックする“ウェブサーフプロテクト＆広告ブロック”が追加。ブラウザーのホームページと検索エンジンの設定改ざんを防止する“ホームページプロテクト”機能も強化された。これらの機能は［保護］タブからON/OFFを切り替えることが可能。

“フェイスID”と呼ばれる顔認識技術が導入。PCに接続されているカメラを利用して、ユーザーの不在時にPCを操作してプライバシー情報を盗み取ろうとした人物の写真を自動的に撮影し、報告することが可能に

　また、プライバシー情報の流出を防止する“プライバシースイープ”の対応アプリや、“ジャンクファイルクリーン”機能も拡充。同社製品「Driver Booster」「IObit Uninstaller」と連携してドライバーの更新や不要アプリのアンインストールを行う機能も追加されている。そのほかにも、ユーザーインターフェースも改善され、高DPI環境への対応などが施された。