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Twitter、デフォルトのアイコンを“卵”から“人”へ変更

児童の性的搾取への取り組みも強化、違反アカウント・ツイートは予告なく削除・通報

“卵”をかたどったアイコンから、人型のアイコンへ(同社ブログより引用、以下同)

 米Twitter Inc.は1日(協定世界時)、公式ブログ“Twitter Blogs”で、デフォルトのプロフィールアイコンを変更したことを明らかにした。“卵”をかたどったアイコンから、人型のアイコンへと変更されている。

 これまでの初期アイコンは、“ユニークでかわいく、おもしろいもの”にしたいとの思いから、“卵”型が採用されていた。これには“卵からスタートし、そこからかえった鳥がタイムラインにツイート(さえずり)をお届けする”という意味が込められていたという。

歴代の初期アイコン

 しかし、“Twitter”がブルーやグレー、ホワイトを基調としたデザインからカラフルなデザインへ移行しつつあること、迷惑アカウントで初期状態の“卵”型アイコンがそのまま利用されるケースが多く、一般ユーザーにはなるべくオリジナルなプロフィールアイコンへ変えてほしいという願いから、シンプルでどのデザインにも調和し、“仮のプロフィールアイコン”であることをイメージさせるものへリフレッシュしたのだという。新しいアイコンは“汎用的”“ユニバーサル”“真面目”など、初期アイコンが持つべき特徴を備えつつ、なるべく特定の性別を感じさせないこと、視覚障害者にもわかりやすいよう適切なコントラストを持つことにも配慮して設計されているとのこと。

初期アイコンのデザイン案

 なお、児童の性的搾取への取り組みも進めており、社内の体制を強化している。該当するコンテンツやそのリンクを発見した場合はツイートおよびアカウントを予告なく削除し、全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)へ通報を行うほか、援助交際を含め、児童の性的搾取を助長する内容を含んだアカウントを永久凍結しているという。

 同社は児童の性的搾取を助長する画像を発見するため、2013年以来、Microsoft社の“PhotoDNA”技術を採用しているとのこと。また、児童の性的搾取活動へ技術で対抗する企業を中心につくられた“Technology Coalition”という組織の一員として、これからも関係業界との事例の共有を行うとしている。