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Microsoft、無償のコンテンツ作成アプリ「Sway」に録音・字幕機能を追加

ナビゲーション機能も強化。コンテンツを自動再生する機能なども

公式ブログ“Office Blogs”

 米Microsoft Corporationは11日(現地時間)、公式ブログ“Office Blogs”で、コンテンツ作成アプリ「Sway」のアップデート内容を公表した。今回のアップデートでは、録音や字幕などの新しい機能がサポートされている。

 「Sway」は、最近「Office」ファミリーの一員に加えられた、表現力豊かなコンテンツを作成するための無償オンラインツール。画像、テキスト、動画などのコンテンツを組み合わせ、訴求力の高いプレゼンテーションや印象に残るニュースレター、旅の思い出をつづったアルバム、料理のレシピなど、さまざまなコンテンツをデザインすることができる。Windows 10やiOSに対応したクライアントアプリも利用可能。

 今回追加された録音機能は、特に教育現場から要望の多かった機能だ。「Microsoft Edge」や「Google Chrome」などのWebブラウザーから「Sway」をしているならば、コンテンツに追加した“オーディオ”カードの[記録]ボタンを押すことで、3秒のカウントダウン後に録音を開始できる。

 一方、字幕機能は聴覚に障害をもつユーザーにも優しいコンテンツを作成したい場合に役立つ。最新版の「Sway」では動画コンテンツにクローズドキャプションファイル(.vtt形式)を紐づけられるようになっており、動画を再生する際に指定した言語の字幕を表示することができる。

特に教育現場から要望の多かった録音機能(同社ブログより引用、以下同)
聴覚に障害をもつユーザーにも優しいコンテンツを作成できる字幕機能

 そのほかにも、ナビゲーション機能が強化。画面右下のナビゲーションアイコンをクリックすると「Sway」がフェードアウトし、タイトル・セクションヘッダー・画像・テキストを配したリッチなナビゲーションビューへアクセスできるようになった。また、コンテンツを自動再生する機能や、コンテンツの視聴者数を表示する機能などが新たに追加されている。