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Microsoft、「PowerApps」のコミュニティプランを発表 ~個人用途に限り上位版が無償

Webやモバイルで利用できる業務アプリをGUIで開発・共有できる

Microsoft、「Microsoft PowerApps」のコミュニティプランを発表

 米Microsoft Corporationは10日(現地時間)、コーディングなしでカスタムビジネスアプリを構築できるツール「Microsoft PowerApps」のコミュニティプランを発表した。

 「Microsoft PowerApps」は、業務用の簡単なアプリをGUIで開発できるツール。“Office 365”や“Dynamics 365”、“Twitter”、“Dropbox”などのデータソースをもとに、テンプレートから閲覧画面や編集画面を追加しながらアプリを作成可能。「Excel」のマクロを記述できるレベルのスキルがあれば、プログラミング言語を知らなくてもWebやモバイルで利用できるアプリを簡単に開発し、同僚などと共有して業務を効率化できる。

 本ツールは、“Office 365”または“Dynamics 365”のユーザーであれば無償で利用できる。上位の有償プランを利用すれば、“Salesforce”のプレミアムコネクターなども利用可能だ。

 今回発表されたコミュニティプランは、個人がビジネスソリューションの作成を学習したり、“Microsoft AppSource”でテスト公開することを想定している。フローの実行やデータベース、ファイルストレージなどに制限が加わるものの、最上位の“PowerApps Plan 2”(月額40米ドル)相当の機能が無料で利用可能だ。

 なお、「Microsoft PowerApps」を利用するには職場または学校のアカウントが必要。個人の“Microsoft アカウント”では利用できないので注意。