ニュース

Microsoft、「Visual Studio 2017 Update 3」を正式リリース ~“C# 7.1”をサポート

「Visual Studio for Mac 7.1」「.NET Core 2.0」なども同日リリース

「Visual Studio 2017 Update 3」(v15.3)

 米Microsoft Corporationは14日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio 2017」の最新版「Visual Studio 2017 Update 3」(v15.3)を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。[ツール]-[拡張機能と更新プログラム]ダイアログからアップデートすることもできる。

 「Visual Studio 2017 Update 3」では、1,700を超えるアクセシビリティに関わる修正を実施。標準テーマの“青”をベースにコントラストを強めた“青(エクストラ コントラクト)”が追加されたほか、キーボード操作のためのドキュメントを開くためのコマンドを[ヘルプ]メニューに追加するなどの改善が施された。そのほかにも、診断システムが「Visual Studio」の動作を妨げる拡張機能を検知した場合に情報バーを表示したり、インストーラーが150%未満のスケーリング環境にも対応するなど、使い勝手を高めるための変更を随所に盛り込んでいる。

「Visual Studio 2017 Update 3」(v15.3)

 また、プログラミング言語関連では“C# 7.1”をサポート。“C++”対応も強化され、コード補完機能“IntelliSense”では“C++17”が利用できるようになった。同日にリリースされた“.NET Core 2.0”、“.NET Standard 2.0”、“ASP.NET Core 2.0”などにも対応するほか、インストーラーで“Azure 開発”ワークロードを追加すれば、“Azure Functions”の開発を行うための「Visual Studio 2017 Tools for Azure Functions」が利用できる。

 「Visual Studio 2017 Update 3」はWindows 7以降に対応しており、学生、個人開発者、中小規模の企業や団体のための“Community”エディションであれば無償で利用可能。Mac版「Visual Studio」の最新版「Visual Studio for Mac 7.1」も同日付けでリリースされている。