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YouTubeに“顔のぼかし処理”ツールが導入、顔を選ぶだけでビデオ全体の加工が可能

眼鏡をかけた人、手で顔を覆った人、一度離れてまた戻ってきた人なども的確に検出

[動画加工ツール]画面

 米Google Inc.傘下のYouTubeは21日(現地時間)、動画共有サービス“YouTube”の動画編集ツールに特定の人物の顔にぼかしを入れる機能を導入したことを明らかにした。

 同社は今年2月に対象が移動してもそれに追随するカスタムぼかしツールを導入していたが、今回搭載された顔ぼかしツールはそれの改良版だ。新しいツールではビデオに登場する顔がリストアップされ、選択するだけでその顔にぼかしをかけることができる。

[顔のぼかし処理]画面

 このツールの開発にあたり顔検出ツールの精度向上も図られており、眼鏡をかけた人、手で顔を覆った人、一度離れてまた戻ってきた人なども的確に検出する。もちろん100%の精度が保証されているわけではないので、アップロードする前にプレビューを行う必要はあるが、プライバシー保護のための加工処理などに大いに役立つだろう。

 なお、本ツールは[動画加工ツール]画面の[ぼかし効果]タブにある[顔のぼかし処理]から利用することが可能。顔の検出処理などに若干の時間を要するので注意したい。