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Windows/Mac版「BOOK☆WALKER」アプリに複数の脆弱性、対策を施した最新版が公開

Windows版には2件、Mac版には1件

“BOOK☆WALKER”のアナウンス

 (株)ブックウォーカーは13日、電子書籍ビューワー「BOOK☆WALKER for Windows」および「BOOK☆WALKER for Mac」の旧バージョンに複数の脆弱性が存在することを明らかにした。最新版へのアップデートが推奨されている。

 JVNの脆弱性レポート(JVN#18420340)によると、「BOOK☆WALKER for Windows」v1.2.9およびそれ以前のバージョンには、インストーラーが同一フォルダーにあるDLLを意図せず読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-10887)と、細工されたファイルを読み込みと情報が漏洩してしまう脆弱性(CVE-2017-10888)が存在するという。後者の脆弱性は「BOOK☆WALKER for Mac」v1.2.5およびそれ以前のバージョンにも影響する。

 “CVE-2017-10887”の深刻度は、“CVSS v3”の基本値で“7.8(危険)”、“CVSS v2”の基本値で“6.8(警告)”。公式サイトから最新版のインストーラーをダウンロードして利用すれば問題はない。

 一方、“CVE-2017-10888”の深刻度は、“CVSS v3”の基本値で“5.5(警告)”、“CVSS v2”の基本値で“7.1(危険)”と評価されている。“BOOK☆WALKER”で配信されている書籍データには攻撃を行うものは含まれていないとのことだが、念のため最新版への更新をお勧めする。