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“ツクール”シリーズの最新版「ラノゲツクールMV」のダウンロード販売が開始

誰でも簡単にアドベンチャーゲームやライトノベルゲームを制作できる

「ラノゲツクールMV」の公式サイト
コマンドをドラッグ&ドロップしながらゲームを組み立てる

 (株)KADOKAWAは14日、ゲーム制作ソフト「ラノゲツクールMV」のダウンロード販売を開始した。希望小売価格は6,980円(税込み)で、Windows/Mac/Linuxに対応する。

 「ラノゲツクールMV」は、PC向けゲーム制作ソフト“ツクール”シリーズの最新作。キャラクターや台詞、演出などのコマンドをドラッグ&ドロップしながらゲームを組み立てる仕組みになっており、ライブプレビュー機能で制作した内容をその場で確認することも可能。プログラミングの知識がなくても、簡単にアドベンチャーゲームやライトノベルゲームを制作することができる。

 さらに、「Live2D Cubism」に標準対応しているのも本ソフトの特徴。「Live2D Cubism」でデザインされた“動く”キャラクター素材を作品に取り込むことができるほか、台詞に合わせて“口パク”させるリップシンクも行える。また、JavaScript/CoffeeScriptでカスタムプラグインを作成して、ゲームやエディターを自分好みにカスタマイズできる柔軟性も魅力。作成したプラグインはパッケージ化し、他のユーザーとシェアできるため、プラグインを開発できないユーザーでもその恩恵にあずかれる。

「Live2D Cubism」に標準対応
ゲームやエディターを自分好みにカスタマイズできる柔軟性も魅力

 なお、制作したゲームは基本的にWebブラウザーでプレイ可能なHTML5形式で出力される。加えて、Windows向けのEXE形式、Macで利用されるAPP形式、AndroidのAPK形式、iOSで動作するAIP形式での書き出しがサポートされており、作品をマルチデバイス展開することも可能だ。

 また、本ソフトはパッケージ版の販売も予定されている。希望小売価格は8,424円(税込み)で、来年3月1日にリリースされるとのこと。