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「ウイルスバスター クラウド」などトレンドマイクロ製品に脆弱性、すでに修正済み

同社製品の導入環境で他アプリのインストーラーを起動すると特定のDLLが読み込まれる

脆弱性ポータルサイト“JVN”が公開したレポート(JVN#28865183)

 トレンドマイクロ(株)は14日、自社のセキュリティ製品に脆弱性が存在することを明らかにした。一般ユーザー向けに販売されている「ウイルスバスター クラウド」も影響を受ける。

 脆弱性ポータルサイト“JVN”が公開したレポート(JVN#28865183)によると、影響を受けるソフトは以下の通り。

  • ウイルスバスターコーポレートエディション 11
  • ウイルスバスターコーポレートエディション XG
  • ウイルスバスタービジネスセキュリティ 9.5
  • ウイルスバスタービジネスセキュリティサービス
  • Trend Micro Endpoint Sensor 1.6
  • Trend Micro Deep Security 10.0
  • ウイルスバスタークラウド(月額版を含む)

 当該製品をインストールしたシステムで他のアプリケーションのインストーラーを実行すると、当該インストーラーが配置してあるフォルダーに存在する特定のDLLが誤って読み込まれてしまう可能性がある。脆弱性の深刻度は“CVSS v3”で基本値“7.8(重要)”、“CVSS v2”で基本値“6.8(警告)”と判定されている。

 トレンドマイクロによると、「ウイルスバスター クラウド」における脆弱性は昨年12月7日の配信で修正されているとのこと。また、他の製品に関しても“Critical Patch”やそのほかの修正プログラムにより解決済みだとしている。