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「ウイルスバスター クラウド」などトレンドマイクロ製品に脆弱性、すでに修正済み
同社製品の導入環境で他アプリのインストーラーを起動すると特定のDLLが読み込まれる
2018年2月15日 13:56
トレンドマイクロ(株)は14日、自社のセキュリティ製品に脆弱性が存在することを明らかにした。一般ユーザー向けに販売されている「ウイルスバスター クラウド」も影響を受ける。
脆弱性ポータルサイト“JVN”が公開したレポート(JVN#28865183)によると、影響を受けるソフトは以下の通り。
- ウイルスバスターコーポレートエディション 11
- ウイルスバスターコーポレートエディション XG
- ウイルスバスタービジネスセキュリティ 9.5
- ウイルスバスタービジネスセキュリティサービス
- Trend Micro Endpoint Sensor 1.6
- Trend Micro Deep Security 10.0
- ウイルスバスタークラウド(月額版を含む)
当該製品をインストールしたシステムで他のアプリケーションのインストーラーを実行すると、当該インストーラーが配置してあるフォルダーに存在する特定のDLLが誤って読み込まれてしまう可能性がある。脆弱性の深刻度は“CVSS v3”で基本値“7.8(重要)”、“CVSS v2”で基本値“6.8(警告)”と判定されている。
トレンドマイクロによると、「ウイルスバスター クラウド」における脆弱性は昨年12月7日の配信で修正されているとのこと。また、他の製品に関しても“Critical Patch”やそのほかの修正プログラムにより解決済みだとしている。