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「Adobe Flash Player 29」の月例セキュリティアップデートが公開 ~6件の脆弱性を修正

深刻度の内訳は“Critical”が3件、“Important”が3件

「Adobe Flash Player」v29.0.0.140

 米Adobe Systemsは10日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v29.0.0.140を公開した。脆弱性を修正した月例のセキュリティアップデートとなっている。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB18-08)によると、今回のアップデートで修正された脆弱性はCVE番号ベースで6件。リモートからの任意コード実行や情報漏洩につながる恐れがあり、Windows/Mac/Linux版デスクトップランタイムや「Google Chrome」用プラグイン、「Microsoft Edge」「Internet Explorer 11」用のプラグインのv29.0.0.113およびそれ以前のバージョンに影響する。

 深刻度の内訳は同社基準で3段階中最高の“Critical”が3件、2番目に高い“Important”が3件となっている。同社はLinux版を除くすべてのプラットフォーム版で更新プログラムの適用優先度を“2(悪用の可能性は低いが早めに更新するのが望ましい)”と定め、なるべく早いアップデートを推奨している。

 「Adobe Flash Player」の最新版は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。自動更新機能が有効になっていれば、通常24時間以内に自動でアップデートされる。なお、Windows 8.1の「Internet Explorer 11」用、およびWindows 10の「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」用の「Flash Player」の最新版は“Windows Update”を通じて提供される。また、「Google Chrome」用の「Flash Player」も自動で最新版へ更新される。