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「FFmpeg 4.0」が公開 ~Windows XPのサポートは終了

aptX/aptX HDのネイティブエンコーダー・デコーダーを搭載。脆弱性修正は3件

「FFmpeg 4.0」

 The FFmpeg projectは20日、オープンソースのマルチメディアフレームワーク「FFmpeg」の最新版「FFmpeg 4.0」(コードネーム:Wu)を公開した。ソースコードは現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。

 「FFmpeg」は、音声・動画ファイルのフォーマットを変換するツールやライブラリから構成されるオープンソースのマルチメディアフレームワーク。「Google Chrome」や「MPlayer」、「VLC media player」といったオーディオ・ビデオを扱うさまざまなソフトで利用されている。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、Bluetoothオーディオで利用されているコーデック“aptX”とその拡張版“aptX HD”を処理するためのネイティブエンコーダー・デコーダーを搭載。Motion JPEGで“Intel Quick Sync Video(QSV)”、H.264・Motion JPEG・MPEG-1/2/4・VP8/9などで“NVIDIA NVDEC”を利用したハードウェアアクセラレーションがサポートされた。また、各種フィルターの改善も行われている。

 その一方で、Windows XPのサポートが廃止されたので注意。Windows向け「FFmpeg」の対応OSは、Windows Vista以降のみとなっている。また、セキュリティ情報ページによるとCVE番号ベースで3件の脆弱性が修正された。