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Windows 10向け「Twitter」アプリが刷新、“Progressive Web App”として生まれ変わる

Webアプリの新機能をネイティブアプリの使い勝手で。「April 2018 Update」で利用可能

Windows 10向けの新しい「Twitter」アプリ

 米Twitterは1日(現地時間)、Windows 10向けの新しい「Twitter」アプリを発表した。“Progressive Web App(PWA)”アプリとして新規に開発されたものだ。

 Windows 10における“Progressive Web App(PWA)”は、Webアプリをネイティブアプリのように使えるよう、UWPアプリとしてパッケージ化したものと言える。一般のUWPアプリと同様、「ストア」アプリからインストールし、[スタート]画面やタスクバーにピン留めして起動可能で、独立したウィンドウをもつが、実質は「Microsoft Edge」上でWeb版“Twitter”を表示しているに過ぎない。

 旧「Twitter」アプリと比較した場合のメリットは、Web版“Twitter”に投入される新機能がいち早く提供される点だ。旧「Twitter」アプリは開発が停滞しており、Web版“Twitter”ですでに投入されている機能にアクセスできないことがあったが、PWA版ではそういった不満が解消される。また、Web版“Twitter”と共通のルック&フィールを持つ点や、操作の多くが統一される点も利点と言える。

 一方、「Microsoft Edge」でWeb版“Twitter”を利用するのと比較すると、独立したウィンドウをもつ単体アプリのように振舞う点が利点といえる。タスクトレイのジャンプリストなどから[新しいツイート]、[話題を検索]、[通知]、[ダイレクトメッセージ]といった機能へ直接アクセスしたり、OSの[共有]コマンドを使って他のアプリのデータを「Twitter」アプリへ送ることも可能だ。

タスクトレイのジャンプリストなどから各画面へ直接アクセス
OSの[共有]コマンドを使って他のアプリのデータを「Twitter」アプリへ送る

 なお、新しいPWA版「Twitter」アプリはシングルウィンドウ構成になっており、旧「Twitter」アプリで実装されていたタブ機能やマルチウィンドウ機能は利用できない。また、マルチアカウントの切り替え機能も現在のところ実装されていないが、将来的には追加されるようだ。

 新しいPWA版「Twitter」アプリは現在、“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。ただし、OSを「Windows 10 Fall Creators Update」または「Windows 10 April 2018 Update」以降へアップデートする必要がある。

ソフトウェア情報

「Twitter」
【著作権者】
Twitter Inc.
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0.9.0(18/05/01)