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Facebookが投稿の共有範囲を誤設定、誰でも見られるように ~世界で1,400万人に影響

共有範囲の第1候補が勝手に“公開”になってしまう不具合、通知を受けたら再確認を

共有範囲の見直しを促す通知

 米Facebookは7日(現地時間、以下同)、“Facebook”へ投稿する際に選択できる共有範囲“投稿を表示する相手”が誤って“公開”に設定されていたことを明らかにした。このミスは5月18日から27日までそのままになっており、世界で1,400万人のユーザーに影響したという。

 “Facebook”では、投稿の際に共有範囲(投稿を表示する相手)を選べるが、通常は前回設定した共有範囲が第1候補として引き継がれる。つまり、共有範囲を“友人のみ”に設定して投稿したら、次回の投稿の初期設定も“友人のみ”となり、わざわざ共有範囲を確認したり再設定しなくても、[投稿する]ボタンを押せば“友人のみ”に公開される。

 しかし、同社によると、プロフィールに新しい機能を導入した影響で、共有範囲の第1候補が誰でも投稿を見ることのできる“公開”へ勝手に設定されてしまうことがあったという。不具合が発生していた期間中に、前回“友人のみ”などの設定で投稿を共有したユーザーが共有範囲を確認せずに新しい投稿を行うと、意図しないユーザーにまで投稿を見られてしまう。

 同社は影響を受けたと思われるユーザーに対し、8日より投稿設定の見直しを行うよう通知を行っている。もし期間中に共有範囲が“公開”に設定されている投稿があれば、それを一覧して共有範囲を変更することができる。